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捕らぬ狸の皮算用

d0036978_2334245.jpg「パパ、『足手まとい』ってどういう意味?」
「うーん・・・ 例えばさ、Rikiがパパのゴルフの試合についてくるとするじゃない?それで電動カートを借りないで歩いたとするでしょ?途中でRikiが『パピィ、疲れたぁ、もう歩けないぃ』とか『パピィ、おしっこぉ〜』とか言ったらさ、パパにとってRikiは足手まといなわけよ」
「・・・つまり邪魔ってことね・・・?」
「うーん・・・まあそうとも言えるかな・・・」

物わかりのいい息子のお陰で、子連れでの試合は先延ばしとなり、ボクは独り集中してきた。家へ置き去りにする子供たちには、朝ご飯、お昼ご飯を用意する。日曜日の朝だ。不用意に子供たちを起こさないように忍び足で家を出る。

きっとRikiは9時頃起きて、食事を済ませてテレビを見ているだろう。靴下は履いたかなあ。歯は磨いたかなあ・・・ きっとKeiはお昼頃まで寝坊をしているだろう。起きた途端に姉弟喧嘩を始めていないかしら・・・ 

そんな思いも、ゴルフクラブを握った途端にどこかへ消えてしまう。一打一打。一打一打・・・

ふう。今日もなんとか緊張の糸を切らさずに18ホールを終えることができた。試合中、目を覚まし続けること。心が、頭が、常に起きていること。そう簡単な話ではない。でもまだ実力に見合わないハンディキャップも手伝って、連勝。このまま行けば、準決勝進出、全国大会だ。そしてそこで一位になれば、ゴルフ発祥の地、スコットランドへ。消しても消しても頭の中に蘇ってくる・・・ そんなこと考えちゃ駄目なのに!
by kotaro_koyama | 2013-03-25 23:10 | スポーツ | Comments(6)

蛙、井戸を出る。

Keiの水球、アンコーナへの初遠征は、ほろ苦い結果に終わりました。途中で相手の点数を数えるのを止める程、まったく歯が立ちませんでした。ようやく女子の数が揃ってチームの形が出来て来た我がペルージャに対して、相手は人数からして違ったのです。体格も大きい。そして、聞けば毎日2時間の練習に加えて毎週末のリーグ戦。マルケ州には女子のチームがいくつもあるようで、試合を組むのが簡単なのです。一方のウンブリア州はペルージャただ一チームだけ、これがようやく二つ目の対外試合・・・

点取り屋のKeiも、相手の素早い泳ぎと激しいコンタクトに戸惑い、思うようにボールを扱えませんでした。チーム唯一の得点となったゴールを演出して、少し笑顔を見せたけれど、世間は広いということを痛感した表情・・・ でもね、Keiちゃん。「負けてこそ学ぶ何か」があるよ。これにめげずに頑張って!


by kotaro_koyama | 2013-02-11 17:30 | スポーツ | Comments(2)

初体験

「ゴルフのプロアマトーナメントがあるんだけど是非お出でよ!ルイジアナ方式で、ショットガンスタートだ。楽しいよ」

ルイジアナ? ショットガン? なんだかよく分からないけれど、思わず「もちろん」と答えてしまった。

家へ帰ってから調べれば、「ルイジアナ」とは、その名の通りアメリカのルイジアナで生まれた方式らしい。チーム全員がボールを打って、ベストポジションのボールを選んでまた全員でショットする、というやり方。今日では、アメリカでも、そして日本でも「スクランブル方式」というのに、ここイタリアでは、元々の呼び名が残っているところが興味深い。

d0036978_3493896.jpg「ショットガン」とは、複数のグループがそれぞれ違うホールから同時にスタートするやり方らしい。これも、昔はその名の通り散弾銃の引き金がスタートの合図だったとか。

分かったような分からないような気分のまま、いつものゴルフ場へ行った。思っていたよりもたくさんの人がいる。トスカーナ、ラツィオ、そしてウンブリア、中部イタリアを中心に各地からプロとアマが集まって来た様子。プロ一人にアマ四人、五人一組が全部で二十組。総勢100人だ。

午前9時半。「ショットガン」の銃声の代わりに、サイレンが鳴った。僕たちは14番ホールからのスタート。14番は、このコースの中でも難しいホールの一つだ。僕と一緒にラウンドするのは、地元ペルージャのロベルトに加えて、ローマから来たプロ1人、アマ2人だ。

五人が打ったうちからベストボールを選択して行く訳だから、当然プロのボールを選び続けて・・・ と想像していたのだが、我がチームのプロはなんとも頼りない!ドライバーなんか僕の方が飛ぶのだ。言っておくが、僕の飛距離はたいしたことない。ナイスショットで、240ヤードがいいところである。プロと称するなら少なくとも250ヤード以上は、ねえ、期待するでしょ。 そして仲間のアマ3人も、うーん・・・

と言う訳で、結果は、3バーディ1ボギーの、トータル2アンダー。20組中、14位だった。でもね、楽しかった。その腕はともかく、お喋り好きなローマっ子のプロに、「こいつは俺より上手い!」って周囲に宣伝して貰えたし、試合後の食事会も「イタリア」な雰囲気を味わえたし。

個人戦デビューがますます待ち遠しいのであります。
by kotaro_koyama | 2012-11-07 04:00 | スポーツ | Comments(4)

デビュー間近

先日受けたゴルフの規則試験、合格していました。自信はあったけれど、やっぱりね、確認するまでは一抹の不安もありました。イタリアゴルフ協会のHPはなかなか充実していて、アマチュア選手もこうしてちゃんと記録されています。これで僕も「NC」選手。晴れて試合に参加することができます。聞けば明後日土曜日に参加可能な試合があるらしいのだけれど、子供たちをどうするか。Keiは放っておけるとしても、Rikiは12時15分に迎えに行かなきゃいけないし。うーん、ちょっと難しいなあ。いっその事学校を休ませて試合に連れて行っちゃおうかなあ・・・

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by kotaro_koyama | 2012-10-18 19:42 | スポーツ | Comments(4)

閑話

ゴルフに興味のない方にはどうでもいい話題ですが、もうすぐライダーカップが始まりますね。ヨーロッパ対アメリカの試合、いつもの個人トーナメントとは違う素敵な雰囲気が漂って憧れちゃいます。女子ではアジア勢が台頭するゴルフ界ですが、男子はまだまだこの人たちにかないません。日本ももっとゴルフというスポーツを変えていかなければいけないのでしょう。アメリカPGAですら、このスポーツの存続に危機感を抱いてジュニア育成に力を入れているのです。バブリーなクラブハウスでキャディさんがお出迎え、なんていう時代はもうお終い。練習場だって、芝の上から打てる所を増やさなきゃ。人工芝のマットレスから100球打つより、芝から10球でしょ。できない話じゃないと思います。ま、残念ながらいくら強くなってもこの排他的な大会には出場できないのですが・・・。

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by kotaro_koyama | 2012-09-27 03:43 | スポーツ | Comments(0)

オトナノオモチャ

今年始めたこと。いや、正確には今年ではなくて、この四月から、日本人らしく新年度から始めたことがあります。
ランニング。ジョギング。いや、最近はカッコ良く「ワークアウト」って言うのかな。

三日坊主で終わるかと思われたけれど、なかなかどうして続いています。その大きな理由がGPS付きの時計。自分へのご褒美に購入したこの時計、走った距離、ペース、高度、などなど正確に記録してくれて、とても励みになるのです。google mapと連動して、走ったコースも実に正確に残してくれる。帰ってからコンピュータに取り込んでグラフ表示させるのが楽しみ。あー満足、満足、自己満足。

音楽聞きながら走る人も多いと思うけれど、ボクは何も聞かない派です。鳥の鳴き声、馬の嘶き、農夫のトラクター、風の音、をBGMに、自分の呼吸と心臓に集中するのが好き。

「オレはいったい何の為に、いつまで走るのか」

なんてことを考えながら今日もキツい坂道を登るわけ。
苦しみながら遊ぶこのオモチャ、楽しいけれど、でも、あの空の上から衛星がボクのことを監視し続けているのかと思うと、なんだか怖くもなるのです・・・

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by kotaro_koyama | 2012-05-06 19:02 | スポーツ | Comments(4)

スカウト

"La ragazzina è veramente brava. E' sveglia..."
いつもの水球の練習が終わると、コーチが僕を呼ぶ。「あの子はほんとに上手だよ。本格的な水球チームで練習させたい。まずは明日、試しに」と言う。水球なんてマイナーなスポーツでも、いやどんなことにおいても、自分の子供がそんな風に評価されるというのは嬉しいものだ。音楽やスポーツ等で自分の子供に入れ込んでしまう世の親の気持ち、よく分かる。

自分のことを認められているのを知って、Keiももちろん嬉しいらしい。でも練習量が増えるとなると学校の勉強との両立が・・・遊ぶ時間も少なくなるし・・・と乗り気ではない様子。パパとしては頑張って欲しいんだけどなあ。あ、「頑張らなくていいよ」って言ってたんだっけ・・・


by kotaro_koyama | 2012-02-27 19:03 | スポーツ | Comments(2)

尊敬

いつも、へなちょこだ、泣き虫だ、と馬鹿にしてごめん。そんな近いところから思い切り蹴られるボール、お父さんだったら逃げてるよ・・・

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by kotaro_koyama | 2011-12-11 21:44 | スポーツ | Comments(0)

男は黙って。

気持ちだけはイナズマイレブン・・・ まあ本人は楽しいんだからそれでいいよね、と今日もお父さんは必死に自分に言い聞かせる。サッカー選手になって欲しい訳じゃないしさ・・・あ、でもここに来て向上心が見えて来たな。毎日廊下でドリブルの練習している(満面の笑顔で)。明日も黙って見守るか・・・


by kotaro_koyama | 2011-12-05 17:44 | スポーツ | Comments(4)

教習所

素晴らしく晴れ渡った日曜日の朝。どうにもこうにもたまらなくなって子連れゴルフへ飛び出した。寝坊しているKeiは放っておこう。パンにチョコレートスプレッド塗って、フルーツでも置いておけばいいさ。
本当は電動カートなんか借りないで歩きたいところなんだけれど、どうしてもRikiが運転したがるから仕方ない。30ユーロ余計に支払うことになるけれど、遊園地に遊びに行くとか、ベビーシッターを雇うことを考えれば安いもの。でこぼこで曲がりくねったカート道や芝生の上、下手なゴーカートよりもスピードを出る車を運転するのはそりゃあ楽しいだろう。Rikiのご機嫌な笑顔に、こちらも落ち着いてゴルフに集中できる。そのせいかどうか、前半は人生初の39。おぉ、これはどんなスコアが飛び出すのか、僕もついにシングルか、と期待されたが・・・ ゴルフの神様はそう優しくはなかったのでありました。


by kotaro_koyama | 2011-11-28 08:59 | スポーツ | Comments(2)

4年の空白を経て、イタリア暮らし第2章。主夫と生活、ゴルフに溺れる日々。


by kotaro