あの頃のように。

ここ数日、我が家の前で3人の女の人がよく立ち話をしています。
1人が黒人と分かるだけで、あとの2人は国籍の想像もつかない外見。そして彼女たち、一応女性ではあるようなのですが、腕の筋肉や顔つきがとても逞しく、どうもアヤシイのです。初めて目が合った時に微笑みかけられたので、ボクも思わず笑顔を返したけれど、そのゴツくて妖艶な微笑み、とってもアヤシイ。その昔、歌舞伎町で同じような方に絡まれた記憶が蘇る・・・。

先日、移民差別がどうこうと偉そうなことを書いたものの、こういうタイプの人が家の周りをウロウロしているとやっぱりいい気はしません。

『何か危害を受けたわけじゃないんだけれど・・・』
テレビでインタビューされていたおばさんの言葉が思い出される。そう、別に何だって訳じゃないんだけれど、ね。でも自分の家の真ん前はねぇ。増えすぎた移民を嘆くイタリア人の気持ちも分かるよ。

今日も、窓から下を覗くと、またあの3人が立ち話をしていました。
と、丁度そこへ、向こうの方から学校帰りのRikiとKeiが、ママに手を引かれて帰って来たのです。異様な雰囲気にすぐ気がついたママはもちろん、Keiも顔を強張らせている。『変な風に絡まれなきゃいいなぁ』と思いながら見ていると・・・

『チャオ!』

筋骨隆々の黒人女性の大きな眼に見つめられたRikiは、なんのためらいもなく、いつものように満面の笑顔で手を振ったのでした。お得意のウインクまでして。その無垢な挨拶に、彼女たちは手を叩いて大喜び。

『・・・』

窓際に立つボクは、いらぬ心配をした自分を恥じながら、Rikiのような子供時代に戻りたいと心から思ったのでした。


あの頃のように。_d0036978_20251321.jpg





Commented by noi at 2008-05-25 01:08 x
rikiくんかわいいですねぇ。。。
こどもってほんとすごいですよね。

ここのブログほんと好きです(v_v*)/~
Commented by kotaro_koyama at 2008-05-26 20:49
noiさん>3人の子供たちを見ていると、『こども』にも色々な段階があるのがよく分かります。Rikiくらいの子供時代に戻りたいなぁ、とよく思います・・・。
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by kotaro_koyama | 2008-05-24 20:32 | イタリア暮らし | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro