死ぬまでにすること、一つ目

先日書いた「死ぬまでにやりたいこと、ゼロ」を読んだ娘のKeiに聞かれました。

「エンディングノートってなに?」

その意味を説明すると、彼女の表情がさっと曇りました。

いつまでも元気でいて欲しい父親が、自分の死を意識している。そう聞かされたら、複雑な気持ちになるのも無理はありません。

しかも「やりたいことがもう思いつかない」なんて暗いことを言われたら、なおさらでしょう。

「あ、いや、だからね…」僕はあれこれ説明するのです。

そのやりとりの中で、ひとつの答えに辿り着きました。

「思えばさ、僕は『30歳になる前に日本を出る』っていう『やると決めたこと』を実行して、たぶんそれで一生分のエネルギーを使い果たしちゃったんだよ」

するとKeiは、パッと明るい顔で答えました。
「そうだよねえ、すごいことしたよねえ!」

その流れで、今度は彼女自身の「バケットリスト(死ぬまでにしたいことリスト)」を埋めるとしたら、という話になりました。

「海の見える家が欲しい」
「一度、日本に住んでみたい。できれば沖縄」
「動物を救うボランティアをする」

えーっと、あとは…

「パパの料理をぜんぶ教えてもらう!」

そ、それは、ずいぶん小さな夢だ。笑

あ、でもそれ、僕のバケットリストに加えてもいいかも。

「娘に僕の料理をすべて伝授する」

死ぬまでにすること、一つ目_d0036978_15582456.jpeg

とりあえず、60代のバケツに入れておくか。


にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

イタリア(海外生活・情報)ランキング
Commented by Keiko at 2026-04-08 05:08
うわ、Keiさんの最後の望みににぐっと来ました。
Commented by rumicommon at 2026-04-08 11:18
パパの料理を全部教えてもらう
なんて素晴らしい父と娘なんでしょう。
私もグッと来ました。
Commented by kotaro_koyama at 2026-04-08 15:42
> rumicommonさん、& Keikoさん
いやあ… 大した腕やレパートリーがあるわけじゃないんですけれどねえ…
まあ嬉しい言葉ではあります。「一緒に過ごす時間を持とう」という意味で受け止めておきます。
名前
URL
削除用パスワード
by kotaro_koyama | 2026-04-07 16:39 | イタリア暮らし | Comments(3)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30