冷めたのは豚汁じゃなくて

インフルエンザだろうか、ひどい咳に始まり、頭痛、発熱。3日ほどダウンしていたKei。
少し復活して、

「パパ… あのね…」

神妙な面持ちで近づいて来た。何かと思えば、豚汁が食べたいと言う。
何を作ろうかアイデアに枯渇していたところだったからちょうど良い。早速具材を求めて家を出た。

近所の店で手に入る野菜だけでもそれっぽいものはできるけれど、やっぱり大根くらいは入れたいよね、と思い、街の反対側にある有機食材の店へ向かった。あそこなら… あ、あった、あった。

お、白菜もあるね。(白菜って豚汁に入っていたっけ?)と思いながら籠へ。この店の野菜、特にジャガイモはとても美味しい。家にまだあるのは知っていたけれど、だからジャガイモも。えーっと、人参ね… ゴボウがあれば最高だけど、流石にそれは諦める。里芋も目を瞑ろう。

そんな風に買い物をした後のお昼ご飯。Keiは美味しい美味しいと言って食べてくれた。

「わざわざ遠出をしたのが今日の愛だよ」

愛情が溢れちゃったのか、沢山作り過ぎちゃって、夕食もまた豚汁になった。

「Kei、ごはん!」

猫の相手をしていたのだろう、しばらくしてから食卓へやって来た。
そして、一口食べて、言った。

「パパ、冷めちゃった…」

(あぁやっぱり。すぐに来ないからだよ!)

「温め直そうか?」

「あ、豚汁じゃなくて…」

「??? … あぁ、愛か!」

冷めたのは豚汁じゃなくて_d0036978_19535769.jpeg

最近、少し気になる男の子がいた我が娘。側から見れば、もう付き合っているのかと思っていた。

でもそうではなかったらしいのである。

いわゆる彼氏と彼女の重い関係、今は要らない。Keiは当初からそう宣言していた… でも、相手の方がだんだん本気になって来て…

「あぁ、めんどくさい!」

欲しいのはオトコの愛じゃない。一緒にいたいのは、猫。寄り添いたいのは、欲しいのは、猫の愛だけ。

まさに猫のように勝手気ままな娘なのである。

…………

「このことブログに書いちゃうよ。でも今時、どこで誰が読んでるか分からないよ。翻訳機能も進化してるし」

「いいよ!」

そこの君。もしこの投稿を読んだら、Keiのことは諦めた方が良いかもしれないな…

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by kotaro_koyama | 2025-10-19 16:58 | イタリア暮らし | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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