２０代にさようなら

この夏、３０歳を迎える長女Maho。

「２０代にお別れ、葬り去るっていう意味でね、パーティのテーマを『お葬式』にしたの」

ほんとうの誕生日はまだ1週間ほど先だけれど、一昨日、プール付きの大きなお屋敷を貸し切って、その儀式を執り行いました。

送られて来た何枚かの写真を見たら、参加者は喪服を着たり、神父さまの格好をしたり…

地元の友達はもちろん、

ペルージャからは、妹と弟が、

ミラノからは幼なじみのジュリアが、

そして遠く日本からも、学生時代の親友たちが――。高校時代を日本で過ごした長女が、寮生活を通じて仲良しになった女の子３人です。

楽しそうな写真を掲載したいところだけれど、今回はやめておきます。

その代わりに、この絵を。

パーティーの翌日。娘が暮らすアパートのエレベーターが故障し、20分ほど閉じ込められる騒ぎがあったそうです。

その騒ぎを、ササッと描いてくれたのが大親友のHamaちゃん。

素敵な絵をありがとう。

「今まで生きて来た中で、一番幸せな日だった」

Mahoは、そう言っていました。

葬式の日が一番しあわせって、それもまた悪くないかもしれません。

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