農婦風スパゲッティ、今日は大盛りです

ゴルフ場の近くにある大衆食堂。

帰宅途中、いつも目の前を通るのですが、なかなかタイミングが合わず、すっかりご無沙汰していました。

この日、ランチタイムに合わせて練習を終えることができ、ようやく訪れました。

「まあ、久しぶりね！ちょうどあなたのこと話していたのよ、最近来ないけれど、どうしたかしらって」

笑顔で迎えてくれたのは、店内を切り盛りするおばちゃんと、厨房担当のおじちゃん。まずは嬉しい言葉を頂戴しました。

一枚の紙に書かれた「今日のメニュー」を見ると、前菜、プリモ4種（10€）、セコンド4種（12€）、デザート。

僕は、Spaghetti alla contadina - 農婦風スパゲッティ - を選びました。

「農婦風」って、特に厳密なレシピが決まっている訳じゃないです。今日、このお店では、ミニトマトをベースに、ニンニクをたっぷりと効かせていました。そしてこれまたたっぷりの刻んだパセリがあしらわれて。僕、パセリにはそれほど興味がなくて、料理に積極的に使いません。でも、この日はその大量のパセリの香りが、不思議に美味しかったのです。

セコンドも頼むつもりでいたけれど、乾麺150グラムほどを使用したであろうボリュームあるパスタで、すっかりお腹がいっぱいになっちゃいました。

水とハウスワイン、締めにエスプレッソもお願いして、お会計は15ユーロ也。

味よく、懐にやさしい、今時貴重なお店です。

店内は、常連と思しき客ばかり。その多くは、建設業関係かな、屈強な男たちでした。色の濃い、逞しい体…

華奢な僕の腕、少なくとも日焼けの色だけは負けていませんでした。

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