おらは酔っ払っただ
2024年 09月 14日
「パパ、U-Wineに行こう?」

この首から下げるグラスホルダー。なんか間抜けなんだよね。
「は?」
「Umbria Wineっていうワインフェスティバル。ウンブリア州にある50のカンティーナが参加するんだって。ね、行こ!行こ!!」
「…」
「パパも来るってよ!ママ!!」
あの、まだ返事してないんだけど…
と言う訳で、またまた、Keiに重い腰を上げさせられました。
週末の3日間開催されるというこのワインフェス。
初日の昨日、夕方5時過ぎに旧市街中心へ上がっていくと、既に、首から試飲用のグラスホルダーをぶら下げた人たちが歩いていました。
1人15€払って、ワイングラスと5枚のクーポン券を貰います。つまり、5杯、好きな、気になったワインを試飲できるのであります。
旧市街のあちらこちらに、屋台形式で多くのワイン蔵が出店していました。その数50もあるって言うから、よく選ばないとね、5杯だけだし。
もう既に知っている銘柄は避けて… 無名だけれど美味しそうなところを…
(皆、なんかイマイチやる気を感じないなあ、初日だからかなあ、まだ時間が早いからかなあ)
どうやら、直販が禁止されているらしい。そりゃ宣伝だけが目的じゃあねえ…
そのせいか、ほんの少ししかワインを注いでくれないケチなところもあったりして…
「少な!」
思わず呟きました。もちろん日本語でね。
急激に気温が下がったこの日、「寒い、寒い!」言いながら歩き回って、あっという間に残り1枚になってしまったクーポン券。
「最後は大事に選ばないとね」
で、目をつけたのは、ADANTIという名のカンティーナでした。
ここで、Keiは仰ったのです。
「クーポンがあと1枚なの。だからなみなみと注いでくれるところを探しているの!」
その言葉に、おじさんは満面の笑顔を見せて、
「もちろん!」
赤ワイン、超大盛りにしてくれたのでした。しかも美味しかった!
5杯なんて楽勝、と思っていたけれど、つまみも無しに立て続けに白、ロゼ、赤…
そしてこの最後の一杯がダメ押し。
かなり酔っ払っちゃいました。
「お酒もういらない」っていう気持ちになったの、超久しぶりかも。

そして何かを連想させる…
あ、托鉢をするお坊さん!
by kotaro_koyama
| 2024-09-14 16:32
| イタリア暮らし
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