僕らの時間
2024年 05月 31日
「コータ、お前はオレのゴルフSOS、救世主なんだよ」
ファブリツィオは言います。
医薬製品の営業をしている彼は、ウンブリア州全域の薬局をぐるぐる巡る毎日。
アポの合間に、好きなゴルフをするのです …って言うか、ゴルフの合間にアポを入れているのかな。
ゴルフバッグは、もちろん常に車の中に。
で、週に2〜3回、僕に連絡をしてくるのです。
「明日できる?」前の日に言ってくることもあるし、
「これから行ける?」当日の朝突然、もしょっちゅう。
自由人の僕は、大抵の場合オッケーな訳で、そう、ファブリツィオにとっては有難い存在みたい。
僕自身は独りゴルフも全然平気だけれど、彼は嫌みたいで。
僕より2つ年上、60歳目前なのに、いつも元気にゴルフバックを背負って歩きます。
そして、とにかくプレーが速い。素振りなんて一切しません。気がつくともう打っている…
だから普通に回ると、2人で、歩いて、3時間15分〜30分で終わっちゃいます。
今朝も突然呼び出しを受けて、10時半にスタートして、きつい山岳コースを歩き終えて…
「コータ、今何時?」
時計を見たら、14時、
14,300歩、距離10,7km、3時間半。
「今日も、オレたちのペースだったな!」
ファブリツィオは、嬉しそうでした。

これは、もう駐車場まで歩いて来ちゃってからの表示だから…
18番ホールを終えて、握手した時は、3時間20分くらいだったかな。
確かに今日も、「僕たちのペース、いい時間」だった。
仕事の合間にだって、余裕でプレーできます。
イタリアの田舎なら…


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by kotaro_koyama
| 2024-05-31 23:58
| ゴルフ
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