姪っ子とデート

「おじちゃん！日本にいつまでいるの？去年のイタリア滞在の御礼がしたいと思って！」
姪っ子からの申し出を素直に受け取って、美味しいお寿司をご馳走になってきました。
"回転"じゃなくてね、カウンターで、一つ一つ丁寧に握ってくれる寿司屋です。ネタに味をつけて出してくれるから、お醤油は置いてない。そんな、高そうなお店。
社会人として立派に稼ぎがあるとは言え、娘同様の彼女に財布を開かせるのはやっぱり気が引けて、ちょっと遠慮がちにしていると、
「さあ食べて食べて！」
「お代わりは？」
「追加は？」

すっかりお腹がいっぱいになって、
目を瞑って、お会計を彼女に任せた後、
新宿の街を、ぷらぷら散歩しました。
腕を組んできて、可愛い。

今日は土曜日。日が傾くにつれ、ますます沢山の人手。
姪っ子の手を感じながら、
見たこともないビルや、行き交う人々を見ていたら、
ちょっとだけ浦島太郎な気持ちになって、そして、
映画「Lost in Translation」を思い出しました。