大学をやめたいと言った息子への答え

先日の記事、「大学をやめたい」には沢山のアクセスをいただきました。



「で、その後、どうしたの?」って思っていらっしゃる方も居られるかもしれません… ので記しておきます。

妻、そして娘、またその彼氏にも相談した末、僕が出した答えは、

「大学をやめてもよい。ただし、この第一学年は修了すること。もちろんただ通うだけではなく、残っている試験をすべて受けて合格すること」

「その後は、お前の自由にするが良い。ただし、より自立した生活を送ることになる。もちろん新たな進路を探す手助けは惜しまない」

でした。

「やめても良いのに、なんで試験を受けなきゃいけないのさ?」ってお前は思うかもしれない… その理由はね、と付け加えました。

  1. 「責任とけじめ」- 大学進学を選んだのは他でもないお前自身である。途中で考えが変わるのは構わない。ただ、自分の決断を締めくくるけじめと責任として、第一学年を修了するのは最低限であると思われる
  2. 嫌なこと、つまり試験、からただ単に逃げているだけではないという証明
  3. 僕を含め、共に暮らす家族全員への敬意

なんだかとっても日本人的な考えかとも思いました。でも、Keiのイタリア人彼氏も100%同意してくれたから、この国でも通用する理念なのかもしれません。

息子からは、反論もなく、「わかりました」の返事が。

そして翌日からは、ちゃんと授業にも通い、夜、外出することなく家に居るようになりました。

かと言って、家で、部屋で、勉強している様子はないのだけれど…

ともかく、「オンとオフ」ケジメのある生活へ変化したことは確かです。

今までは、「オフとオフ」な毎日だったから…


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昨日は、好天に恵まれた日曜日でした。

本来ならゴルフに行きたいところだったけれど、嫌々ながら、先延ばしにしていた庭仕事。山のように積まれた、伐採済オリーブの枝を燃やしていたら…

息子がスパゲッティを作ってくれました。

あ、正確には、働くお父さんのことを思い遣ってくれた訳ではありません。我が家に遊びに来た友人との昼食のついで、のお皿。

考えてみれば、でも、息子に作ってもらった料理は生まれて初めてのこと。

木陰で、感動の一口。

お、美味しい…

ありがとう。ご馳走さま、Riki。



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Commented by tanatali3 at 2023-05-09 07:27
あ、結論を出したのですね。たったいま、先日の記事にコメントしたところでした。
いい結論だと思います、人生色々ですから。
Commented by kotaro_koyama at 2023-05-09 17:25
> tanatali3さん
重ね重ねありがとうございます。人生色々、ほんとです…
Commented by Keiko at 2023-05-10 23:06
Rikiは、お父さんに似て、料理が上手なのね。

大学のこと、よくよく考えられたのだなぁと感心しました。
Kotaroさんは5星の父親な気がします。
Commented by kotaro_koyama at 2023-05-11 02:23
> Keikoさん
いやいや、Rikiは、卵焼きか目玉焼きしか作れません。…でしたが、ついにトマトパスタへレパートリーを広げたようです。笑

僕は、一つ星がいい所です。
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by kotaro_koyama | 2023-05-08 16:04 | 子育て | Comments(4)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro