豚肉を育てる

12月23日夕刻。もう数日も前からだけれど、肉屋が混んでいる。皆、これでもかっ、て言うくらい肉を買い込んでいく。子豚なんかは人気があるようで、予約をしておかないと手に入らない。その様子を見ていると、なんだかこちらまで忙しさを感じて、色々買い込んで、なにか特別な料理をしなきゃいけない気になってしまう。

我が家にとって、クリスマスは最早それほど大事な日じゃない。子供たちが小さかった頃は、彼らのために、周囲のイタリア人に合わせて特別感を演出しようとしたものだ。ツリーやプレゼントはもちろん、料理も、イタリアのナターレっぽいものを用意したものだ。

でも今や、「消費文化反対」を掲げる息子を筆頭に、家族一同だいぶ冷めている。一応プレゼント交換もするけれど。その中身もだいぶ変わってきた。冗談半分、値段の安い、ウケ狙いのものに変わってきた。

ところで料理。特別な週末ではないとは言え、何かは作らないといけない…

肉屋では、大行列の末に、豚肉肩ロースの塊800グラムと、骨付き鶏もも肉4本を買った。

鶏もも肉には塩を振って、月桂樹の葉、タイム、にんにくと共に冷蔵庫に寝かせた。コンフィにしようと思う。

豚の塊はどうしよう?

豚肉を育てる_d0036978_17193392.jpeg

先日作った豚バラ角煮のソースがまだ残っていた。また同じ甘辛味?と思ったけれど、捨てるのも忍びない。もう酢の風味は飛んで、まろやかさが増している。変わり映えしないようでいて、違う味だと思う。再利用するか。

塩胡椒して、全面に焼き色を付けてから、角煮ソースの中へ入れる。半開きの蓋で、弱火で煮込むのだけれど、肉の塊の下の方しかソースにつからないから、頻繁にスプーンで肉の上からソースを掛けてあげる。そして時折肉をひっくり返す。

ソースをかけて、待って、かけて、待って、ひっくり返して、待って、かけて… 1時間半。

まさに「育てる」って言葉がぴったりの調理だった。家に誰も居なかったから、あいみょん大音量で聴きながら、育てた。

これでいつ子供達が帰ってきても大丈夫。帰ってこなくても大丈夫。

あまじょっぱい、我が家のクリスマスイブ…

豚肉を育てる_d0036978_19064995.jpeg



にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ



Commented by Toruberlin at 2022-12-25 00:14
美味そうな豚、
お互いキリスト教は住んでる土地の風習だけど
Schöne Feiertage Buon Natare
そして、良いお年をお迎えください。
Commented by kotaro_koyama at 2022-12-25 00:34
> Toruberlinさんのお宅でも、どうぞ健やかな年末をお過ごしください。そして、素敵な新年になりますように!
名前
URL
削除用パスワード
by kotaro_koyama | 2022-12-25 00:01 | 料理とレシピ | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28