爪の垢を煎じて

日本滞在中は、妻の手料理か外食で、一回も台所に立たなかった。掃除もしなかった。働いたことと言えば、洗濯機のスイッチを押して、一回干したくらいか… だからイタリアへ帰って来て、また主夫に戻るのはちょっと気合がいる。

家に居たり居なかったり、子供たちの行動は相変わらず読めなくて、買い物、食材のやりくりにも少々頭を使う必要がある。

2日ほど冷蔵庫に寝ていたcapocollo(豚肩ロース肉)。賞味期限を見たら明後日だった。アイツらは今日も食べるんだか食べないんだか… ともかく、肉を細かく刻んでragù(ミートソース)にしておこう…

中途半端に肉が余ると、それは牛肉よりも豚肉の時が多いのだけれど、よくこうして刻んでミートソースにする。肉肉しい食感が好きだ。ひき肉を使うなら、一回挽きがいい。

トマトなしで、玉ねぎなど香味野菜を炒めて、肉を加えて、白ワインだけでビアンコに仕上げるのも良い。サルシッチャをほぐしてちょっと加えても美味だ。香り付けにセージを。月桂樹の葉も良いけれど、豚肉にはセージが合う。

今日は白ワインがなかったから、赤ワインを入れて、生トマトを加えてロッソにした。

流石、新しい包丁の切れ味が良くて、肉を切り刻むのも楽しいくらいだ。以前に買った時もそうだったけれど、新しく高級な包丁を買うと、必ず指を切る。そして今回もやっぱり切った。

あまりにも良く切れるので、痛くもない。気がつくと指の一部が無くなっていた。

僕の指の一部と、血と、爪のかけら入りラグー。

黙って食卓に出した。

Rikiは美味しいと言っていた。

爪の垢を煎じて_d0036978_03435725.jpeg
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
名前
URL
削除用パスワード
by kotaro_koyama | 2022-12-15 15:14 | 料理とレシピ | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28