ぬか床、叔母の味

日本からインスタントなぬか床を持って来た。水を加えて混ぜるだけ。パッケージ自体を容器にできて、冷蔵庫に入れておけば良いと言う。

早速、きゅうりを漬けてみた。糠漬けを自分の手でやるのは生まれて初めてである。

24時間経って味見をすると、まだまだ。

48時間待ったら、だいぶしんなりして、漬物っぽくなった。

新しい包丁で切ってみる。すぱっ!ぽりぽり…

うーん、一応糠漬けっぽい味はするけれど… 何か物足りない。特に酸味かな。何回か漬けて、時間が経てば、発酵が進んで美味しくなるのかなあ?インスタントとは言え、ぬか床を育てる必要があるのか?

糠漬けで思い出すのは、母方の叔母である。生まれてこの方、彼女の味を超えるものに出会ったことがない。その特製のぬか床で漬けられた野菜は、辛味と酸味が効いていて、本当に美味しかった。たぶん唐辛子が多めに入っていたんじゃないかと思う。あれは、どれくらいの時間を掛けて育てたものだったのだろう?

家は掃除が行き届いていて、とてもやりくり上手だった叔母。妹である僕の母とは正反対の真面目な性格だった。遊びに行くと、限られた食材で、いつも美味しい手料理を食べさせてくれた。

働きながら、家事をこなして、ぬか床を腐らせない。

僕が目指す主婦像だけれど、死ぬまで足元にも及ばないだろうな…

ぬか床、叔母の味_d0036978_15341160.jpeg


そのインスタントぬか床は、これ。
きゅうりを抜いて、今、茄子を漬けたけれど… イタリアの茄子、デカすぎ!

ぬか床、叔母の味_d0036978_15343201.jpeg
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by kotaro_koyama | 2022-12-14 16:14 | イタリア暮らし | Comments(0)

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