コミュニケーションのちから

昨夕は料理をする気が全くありませんでした。そんな時、とりあえず買っておけば便利なのが生ハムです。

最近お気に入りのスーパーへ行ったら、何やらとても美味しそうな生ハムの原木がありました。

「これは17ヶ月熟成のものです。今卸したばかりだから香りいっぱいですよ!」

とお店のお兄ちゃん。

我が家の子供たちが、スライサーで薄く切ってもらった方が好きなのは知っているけれど、手で切ってもらうことにしました。

まだ25歳くらいかな、若いお兄ちゃん。慣れた手つきで、途中で途切れる事なく、長く、薄く、実に上手にスライスしてくれます。

「上手だね!」って褒めると、ちょっと顔を赤らめて、でも実に嬉しそう。

「あまり速くないですけれどね、うまく切るように頑張ってます!お待ちの間に、どうぞ味見してください」

そう言いながら、一切れ渡してくれました。うん、美味しい。

いつも思うんだけれど、イタリア人は、こんなアルバイトレベルに毛が生えたくらいでも、お客さんとしっかり会話ができる若者が多いです。人と通じ合う事。それは生きていく上で一番大事なことなんじゃないかな。

「お待たせしました!」

そしてしっかり相手の目を見て、挨拶。

また来よう、そう思わせてくれる気持ちの良い笑顔でした。

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イタリア産生ハムって、豚コレラの影響で日本への輸入が禁止されているんですね。スペインなど他の国のものは大丈夫らしいですが。

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Commented by Keiko at 2022-11-10 18:45 x
生ハムに出会えただけで、イタリアに住んでよかったと思っております。^^;
Commented by COCO at 2022-11-11 21:52 x
いいなぁ。
そんな風な出会いって心があったかくなりますよね。
Commented by kotaro_koyama at 2022-11-12 17:12
> Keikoさん
食べ物は豊かですねえ、この国は!
Commented by kotaro_koyama at 2022-11-12 17:13
> COCOさん
マニュアルにハマって働く人がほとんどいないので、しばしば良い出会いが起こりますね!
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by kotaro_koyama | 2022-11-10 18:20 | イタリア暮らし | Comments(4)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro