あきらめること

アマゾンで、為末大さんの「諦める力」を立ち読みした。

諦めることなく努力を続けたであろう一流アスリートの為末さんが、題名に「諦める」という言葉を使ったことに興味を持ったからだ。

その冒頭、
「諦める」には別の意味があることを、あるお寺の住職との対談で知った。「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。仏教では、真理は道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージを持つ言葉だというのだ。

「諦」の本来の意味を調べた彼は続ける。その言葉の本当の意味とは、自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟ることなのではないか、と。

諦めるということは、そこで「終わる」とか「逃げる」ということではない。そのことを心に留めながら、本書を読んでいただければと思う

「諦める」、という言葉を検索すると、確かに仏教由来の、本来の意味の説明が幾つも出てくる。僕も今まで、この言葉を、普通にネガティヴな意味として使って来たから、新鮮な驚きだった。

僕の人生、諦めてきたこと、沢山ある。誰でもそうだ。成りたかったもの、欲しかったもの、夢、希望、欲… でも、その都度、諦めた姿勢は、どうだっただろう。仏教的な諦めだっただろうか、それとも、現代日本語的な諦めだっただろうか…

なんでまた今日、こんなことを書こうと思ったか。

それは親であるからだ。

3人も子供を育ててきて、なお悩める親であるからだ。

子が生まれる。子が成長する。子に期待する。そして、諦める。子育ては、諦めの連続だとつくづく思ってきた。

都度、諦めてきた僕の気持ちは、どの「諦め」であったか…

子育てのおける「諦め」もまた、「現実を真正面から受け止め、前へ進む」、ポジティブなものであるべきなのだろうと自分を戒めるための、2022年10月28日(金)の日記なのであった。

あきらめること_d0036978_00265352.jpeg

数年前に苗を植えて、実が成ることを諦めていた柚子。

だいぶ大きくなって、緑一色から黄色に色付いてきたので、一つもぎ取った。

確かに柚子の香り。

今夜は、ステーキを焼いて、柚子醤油味で食べてみようかと思う。


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by kotaro_koyama | 2022-10-29 03:37 | イタリア暮らし | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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