ピアスと拳銃とプライベートジェット

ゴルフの練習へ行ったら、いつもは開きっぱなしのゲートが閉まっていた。そして、警備員が立っている。

「プレーヤーですか?」

「そうだけど…」

「どうぞどうぞ!」

笑顔でゲートを開けてくれたのはいいが、いったい何事か…!?

聞けば、先日の地元新聞記事「ロシアのオリガルヒ、ペルージャの丘に」が発端となって、それが全国放送でも取り上げられ、ジャーナリストが押し寄せて来て、その対応に苦慮してのことらしい。いや、正確に言えば、事の発端は、『オリガルヒ プーティンの友達が如何にイタリアを買い漁っているか?』Oligarchi: Come gli amici di Putin stanno comprando l’Italia という本だった。

ロシアによる戦争をきっかけに、その本に注目したマスメディア。そして本の中でも取り上げられているロシア人の富豪が、所有するこのゴルフ場に来ていると知り、これは記事になると殺到しているのだった。


イタリア公共放送RAI イタリアにおけるオリガルキ
LA7 オリガルカの言葉(ゴルフ場オーナーへのインタビュー)


警備員は、息子と大して変わらない年恰好の若者だった。両方の耳にピアス。でも、腰にはしっかり拳銃を下げている。朝8時から夜19時くらいまで、ずっと、ああやって、ゲートの前に停めた車の中で待って、時折やって来る人をチェックして、ゲートを上げて… あの仕事で幾らくらい貰うのだろう?

一方、ペルージャ空港近くに住む友人が送って来た写真。ロンドンから飛んできたオーナーのプライベートジェットだと言う。駐機しているだけで、日々、いったい幾らかかるのだろう…!?

あの若者のピアスと、プライベートジェット。ゴルフの帰り道、そのコントラストが頭の中でぐるぐるしていた。

ピアスと拳銃とプライベートジェット_d0036978_04470268.jpeg
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by kotaro_koyama | 2022-03-09 16:30 | イタリア暮らし | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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