純愛歌

あいみょん、にハマっている。50を過ぎたおとーさんが小娘に、と言われそうで恥ずかしい。よく考えれば長女と同じ歳なのだ。子供の視線を若干気にしながらも毎日聞いている。そうしたら、Youtubeのコメントに、「わたくし50を過ぎたおじさんですが大好きです」とあり、ああ世の中には同じようなオッサンがいるんだなあと共感し、ほっとした。

少し鼻にかかった低めの声が心地いい。日本語の、言葉の使い方が好きだ。ドラマの主題歌で耳にした「裸の心」に始まり、多くの曲を購入して聴き込んでいるけれど、中でも最高なのがこの曲。「阿部定事件」を思い出す狂った出だし。心に突き刺さる。

あなたの両腕を切り落として 私の腰に巻き付ければ
あなたはもう二度と 他の女を抱けないわ
あなたの両目をくり抜いて 私のポッケに入れたなら
あなたの最後の記憶は 私であるはずよね

先日読んだ「恋愛中毒」もそうだったが、自分にはどうすることもできない狂気的なまでの恋心... 僕の子供たちが抱くことがあるだろうか。もっとも好きになってもらえない相手にこんな感情を抱いてしまったら、いや逆に抱かれてしまったらそれは怖いのだけれど。

ねえ? 私はどこかおかしいですか
好きすぎて あなたが欲しすぎて

ねえ? どうしてそばに来てくれないの
死ね! 私を好きじゃないのならば

ノリのいいドラムが入ったバンドバージョンも良いが、この武道館での独り舞台、最高だ。

そう言えばその昔、ある女の子にストーキングっぽいことをされたことがあったっけ。あの子は僕を解剖したかったのかな...