飴と鞭

毎日、恋に焦がれる息子を見るのは辛いものがある。片思いならまだしも、物理的距離に引き離されて、自分達だけではどうすることもできない両思いの若い二人…

ふと思い立って、彼女が住むエミリアロマーニャ地方のジュニアゴルフ試合予定を見てみた。家族皆に都合の良い日程で、一つ良いものを見つけた。

「Riki、来週ジュリアに会いに行くか?… でも、その代わり、試合に出て苦しまなきゃだぜ」

「Sìììììììì!!!!」

こうして、興奮する息子との二泊三日の小旅行が、あっさり始まった。初日は、僕と練習ラウンド。そして夜は、もちろんジュリアと。

午前0時半。後ろ髪を引かれる思いでホテルへ戻るRiki。

翌日の「お仕事」は… いきなりのOB発進、そして2番ホールもダブルボギーと先が思いやられたものの、終わってみれば、+14、86と踏ん張っての、ネット1位だった。

「よく耐えたね、Bravo! ... ところでさ、試合中、ジュリアのこと考えたりするの?」

「良いプレーしている時は考えないけれど… 悪い時は何度も想ったよ!」

そうだろう、そうだろう…

戦いを終えた小さな戦士は、今頃、聖女に癒されている。

運転手兼キャディーは、独り、ホテルでグラスを傾ける。

息子の笑顔を思うと、この献身が心地よい。

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Commented by econe at 2020-08-26 13:00
いつもながら、なかなか憎い計らいですね!
Riki君、よーくご存じと思いますが
お父さんはあなたのよき理解者で、本当に素敵な人ですよ。
Commented by Keiko at 2020-08-27 02:25
この恋の行方、ドキドキしながら追いかけます。^^

それにしてもRikiすごい!
知らないコースでネット1位だなんて!
これまでの努力が花開いた感じですね。
Commented by kotaro_koyama at 2020-08-27 16:19
> econeさん
嬉しいコメントどうもありがとう!
Commented by kotaro_koyama at 2020-08-27 16:20
> Keikoさん
Le Fontiというゴルフ場でした。あまり難しいレイアウトでなかったのも功を奏したのかもしれません。
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by kotaro_koyama | 2020-08-26 03:32 | イタリア暮らし | Comments(4)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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