トマト

ついにトマトの実がなった。スーパーで買ったトマトの中で、既に発芽していた種から成長した苗だ。投稿を見返したら、それは4月2日のことだった。

あれから1ヶ月半。実がなるかどうか半信半疑だったから、素直に嬉しい。

発芽して、小さな苗になったものが24本あった。3〜4本の苗は成長が早く、逞しく育っている。そのうち2本だけが既に実をつけている。

一番大きく育っている苗に比べると、中にはまだ三分の一くらいの背丈しかないものもある。

差別せず、同じように育てているのに、である。

それが自然、そんなの当たり前、と言われるかもしれない。

それじゃあ、と思う。

人間の子供だって、同じなのだ。

同じ親から生まれても、子供それぞれに、それぞれのペースがある。

ましてや違う親、違う人種の親から生まれたら、成長の速度が同じであるはずがない。同じように育つ訳がない。

それも当たり前、と言われるかもしれない。

でも、外国で三人の子供を育てて、今頃になって、ようやくそのことが心の底から理解できたような気がする。

忍耐を持って、それぞれの成長を見守ることができるようになった気がする。

僕自身の成長も、少し遅かったのかもしれない。

トマト_d0036978_04213536.jpeg

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ








Commented by Keiko at 2020-06-28 15:26
見るからにたくましいトマトですね。
つっかえ棒無しで立ってるのかな?

嬉しさ、よくわかりますよ。私も少し花や野菜を育てているので。

Kotaroさんのように気づける人は、もしかしたらごく僅かかも。成長が早い遅いじゃなくて、その境地に達することができるかどうかだと思います。
世界中の親たちが、大人たちが、その境地に達することができたら、どんなにか平和な素晴らしい世の中になることか。
Commented by kotaro_koyama at 2020-06-28 16:02
> Keikoさん
そろそろ支柱を立てようと思いながら... まだ自立しています。
トマトたちを見ていたら、期待と現実、親の常々の思いがその成長ぶりに重なったのでした。
名前
URL
削除用パスワード
by kotaro_koyama | 2020-06-28 05:13 | 晴耕雨読 | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro