息子の気遣い

ゴルフクラブのフィッティングが行われるというので、冷やかしがてらRikiを連れて行った。
僕はここのところ腰痛で休養中、見物だけすることにする。

コブラ社は、プーマの傘下に入り、そしてリッキーファウラーと契約してからその知名度が急上昇した感がある。最近は結構良いクラブを作っている。その会社が企画したフィッティングだからヘッドはコブラだけだけれど、シャフトはもちろん様々なメーカーのものを試せる。

まずは自身のクラブで数球打ってから、アイアンを試させてみた。"Forged Tec"というシリーズだ。中空構造の中に、フォーム材が入っているんだとか。僕が使っているクラブに似ているのかな... パシーン、パシーン、と打ち始めたRikiの球は、良い感じの放物線を描いた。明らかに飛距離が出ている。トラックマンの数値を見ると、案の定、7番アイアンで比較して、Rikiが使っているミズノMP-59よりも平均15〜20ヤード飛距離が延びていた。これはかなり大きな違いである。

フィッター曰く、その違いはやはりヘッドの構造、素材にあるらしい。

「おっ、いいねえ〜」

本人もその手応えを感じたようでちょっとびっくりしていた。

「なんか、打った感じが不思議に柔らかいよ。このシャフトはちょっと重いかも...」

こういう時、つまりイタリア人が周囲にいる時、Rikiは必ず日本語で僕に話す。別に同席しているイタリア人に内緒にするような内容ではないのだが、必ず日本語だ。

シャフトの種類を変えたり、ウッド系も試したりしながら、1時間ほどを過ごした。

担当のお兄ちゃんに、テストの結果をメールしてもらうようお願いする。

「試したクラブの値段も教えてくださいね」

買い換えるつもりはないのだが、形式上、そう付け加えた。

帰り路、Rikiが言った。

「パパ、いいよいいよ、今のクラブで。そりゃああんなに飛べば嬉しいけれど... でもね、僕のミズノの方が打感が良いんだよ。本当に芯で捕らえた時は比べ物にならないよ!このクラブでもっと上手になるよ」

(買い換えるのはもったいないけれど... いや、でも、あれだけ飛べばゲームが楽になるようなあ...)

そんなことを考えながら運転していた僕の心内を悟ったのだろうか。

ゴルフ、特に息子の道具に関しては、金に糸目をつけぬ傾向のある父親のご乱心を、やさしい笑顔で制止してくれたのであった。

息子の気遣い_d0036978_00511663.jpeg
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ







Commented by Keiko at 2020-06-22 23:29
どんな方向から見てもRikiは良い息子さんですねぇ。
そんないい子だと、余計親心は乱心するんですよね。(笑)

蛇足ながらコブラ、1本だけ、ユーティリティを昨年末に入れました。手強いラフ用に、です。^^;
Commented by kotaro_koyama at 2020-06-23 00:06
> Keikoさん
蛇足=コブラ… お上手!
名前
URL
削除用パスワード
by kotaro_koyama | 2020-06-22 03:10 | ゴルフ | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30