春眠暁を覚える

オリーブの剪定を少しずつ進めている。筋トレを兼ねて、高枝ノコギリでギコギコ。木によじ登って切っていたら、バランスを崩して落ちそうになった。危なかった。こんな時に病院行きになるのだけは避けたい。適当なところでやめておいた。

木陰に寝っ転がったら、激しい眠気に襲われた。朝の4時から起きているんだから当たり前かもしれない。サマータイムに入ったばかりで、時差ぼけをしているのだ。

今日のお昼は、Zuppa d'Orzo(大麦のスープ)。少しだけトマト風味にしてみた。オリーブの剪定をする間、ゆっくり3時間ほど煮込んだ豚バラを添えて。2日ほど経ってちょっと硬くなってしまった田舎パンを浸して食べた。こういう料理をあまり喜ばないRikiがお代わりをしてくれた。

夕食は、アスパラガスのパスタ。スペック(薫製生ハム)と新赤玉ねぎで風味を出して、穂先を軽く炒める。茎の方はパスタ鍋で茹で、パルメザンチーズ、オリーブオイルを加えてハンドミキサーでクリーミーにする。パスタが茹で上がったら全てを絡めて出来上がり。

今日もKeiが張り切って料理を手伝ってくれた。娘と一緒に「ああしようか」「こうしよう」言いながら立つ台所は、明るい。普段の生活だったら、週の半分は、友達や彼氏と出かけて家にいない。帰ってきても一緒に料理をすることなんて滅多にない。いつまで続くか分からないこの幽閉生活も、捨てたもんじゃないかもしれない。

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Commented by econe at 2020-03-31 12:29
本当にお料理上手ですね!
読んでいるだけで、美味しい匂いがしてきます。
こんな事態ですが、いろいろな気づきや発見があって
こんな事態も悪い事ばかりでもないですね。
Commented by kotaro_koyama at 2020-03-31 16:20
> econeさん
料理の写真はあえて載せません(笑
どんな事態でも、何かしら良いこと、ポジティブなことを見つけないと、ですね!
Commented by Keiko at 2020-03-31 17:29
>いつまで続くか分からないこの幽閉生活も、捨てたもんじゃないかもしれない。

でしょう?きっと今そう感じておられる方が多いんじゃないかと思いますよ。
物事は表裏一体、コップの水が半分しかないか、まだ半分残っているのか、どう感じるかはその人次第。

それにしても大きなオリーブ、樹齢は3桁かな?
Commented by africaj at 2020-03-31 23:28
この幽閉された中で、家族の時間をたっぷりと味わって、何かが変わるといいなあと思うんです。
特に、日本のことですけどね。皆忙しすぎて家族より仕事仲間と過ごす時間が長いって人ばかり。
こういういい面もあるなって思うと、少し前が向けますね♪
Commented by kotaro_koyama at 2020-04-01 15:09
> Keikoさん
オリーブは、正確には分からないけれど100年は超えていますね。イスラエルには樹齢2000年のものがあるとか。そんな自然を見ると、今回の騒動に対する考え方も変わります...
Commented by kotaro_koyama at 2020-04-01 15:13
> africajさん
将来今回の騒動を振り返ると、「あれをきっかけに世の中変わったよね」となる気がします。間違いなく。今、必要のない仕事、必要のない人材が炙り出されているんじゃないかな...
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by kotaro_koyama | 2020-03-31 06:18 | 晴耕雨読 | Comments(6)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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