運命

以前、遊び半分でやったDNA検査。僕の祖先の一部が北欧に足跡を残したらしいという結果が面白かった。(過去投稿ご参照

その遺伝子解析会社MyHeritageが定期的にメールを送ってくる。家族にも勧めろ、っていう宣伝だからいつも無視していたのだけれど、今回は違った。すでに提供してある僕の遺伝子情報を今一度分析して、いくつかの病気になる可能性を教えてくれるというものだった。お値段60ユーロ。微妙にうまい値段設定につい乗せられてしまったのが1ヶ月ほど前のことだった。

すっかり忘れていたのだが、今朝、「分析結果が出ました」メールがきた。早速HPを開く。すると、「本当に結果を見たいですか?」と念押しをされる。当たり前だろ!とクリックすると、「以下の病気になる高いリスクがあります」が目に飛び込んできた。

「後期アルツハイマー型認知症」

赤色で書かれていた。

他にも「中程度のリスク」として、いくつかの聞いたこともないような病名が並んでいたけれど、それはあまり気にならなかった。「アルツハイマー」の文字がショックだったのである。「本当に見たいかって聞いたでしょ?」という声がどこからか聞こえてきた...

説明を読むと、僕のような遺伝子情報を持った人では、63% - 70%の人がアルツハイマー型認知症を発症する可能性があるというのだ。一般的には11-14%くらいらしいので確かに高い確率だ。

「後期」なので、65歳以降ということになる。僕は今53歳だ。あと12年。

僕の父方の家系は多くが長生きで、90歳を超えて元気だった。でも思い起こせば、晩年、皆ボケていた。一方母方は早死にが多く、惚ける前に天国へ召されて行った。

病気。人の死。それは運命なのか、それとも宿命か。言葉の解釈は人それぞれだと思うが、文字通りに受け取れば、宿命はもうすでに宿っていて、変えられない、受け入れざるを得ないものだろう。それに対して運命は、自分の生き方次第で変化していくものなのかもしれない。

僕が日本で、あの両親から生を受けたことは宿命なのだろうが、何歳で、どこでどのように死ぬのか、は運命なのかもしれない。それは自分の生き方で変えられるのかもしれない。認知症になるかならないか、は、宿命運命半々といったところなのだろうか?

惚けた本人は特に辛くもないだろう。「ボケてもいいから生きていて」もしかしたら子供たちはそんな風に言ってくれるかもしれない。でもやっぱり家族に迷惑を掛けてまで長生きしたいとは思わない。

生活習慣で惚けるリスクを下げられるとも聞く。せいぜい歩いてゴルフをする。イタリア語でモノを考える。つたない作文を投稿し続ける... もしかしたら僕の運命が変わるかもしれない。

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Commented by Keiko at 2020-03-04 03:24
私が最も恐れているのもそこです。
腫瘍だらけで痛みにのたうち回って死ぬのは一向に構わないのだけれど、自分を見失うのは本当に辛い。

でも、おっしゃるとおり!
ゴルフを続けていれば結構防げそうな気がします。
Commented by kotaro_koyama at 2020-03-04 16:59
> Keikoさん
色々考え事しながら歩くのはボケ防止に良いらしいので!
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by kotaro_koyama | 2020-03-03 19:04 | イタリア暮らし | Comments(2)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro
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