隠し事
2020年 02月 20日
「あ、見られちゃった...!」
夜11時。Rikiの部屋のドアが開いていたので何気なく覗くと、ベッドの上で勉強をしていた。そう、彼が勉強をしている姿なんて滅多に見ない、珍しい光景なのだ。ごくたまに僕のベッドに寝転がって教科書を読んでいることがあるけれど、それもほんの10分ほどのこと、気がつけば教科書だけが残り、姿は消えている。
「珍しい!これはママに写真送らなきゃ!」
ふざけた調子で僕が写真を撮る間、笑いながら物理の計算をしていた。
今日まで僕は「勉強しろ」と言ったことは多分一回もない。「落第しない程度の点数は取れよ」と時折言うが、成績をあれこれ言ったこともない。Riki自身も特に学校の成績を気にしてはいなかったと思う。そんな彼が、最近妙に点数にこだわっている。
「今日ね、数学で9+だったよ。これで全体の平均点がまた上がったな!」
「英語、10- だって!完璧に答えたのにマイナスってどういうことよ!10点満点寄越せよなあ!」
「ラテン語でついに8点取ったよ!8だよ、8!その凄さ分かる!?」
イタリアの学校では、特に試験期間というものがない。頻繁に行われる小テスト、口頭試問の点数が積み上げられて学期、学年の成績が決まるのである。
「Rikiさ、昔はそんなに点数にこだわってなかったよね... どうしちゃったの?」
話を聞けば、現在どうやらクラスの中で一番成績が良いらしいのだ。そして良い点数を取り始めてしまったので、それを維持したくなったのだと言う。
学校のホームページで成績表を見たら、確かに良い数字が並んでいた。なるほどねえ。一旦こんな風に良い点数を取り始めたら、それを下げたくない気持ちになるのは普通かもしれない。
放課後は、しょっちゅうお友達と出かける。家へ帰って来たってよく昼寝をしている。週末はお父さんにゴルフに連れ回される。勉強なんか全然しないのによく授業について行けているな、って思っていたけれど、実は陰でコソコソやっているらしいのだ。
仲良しのキアーラやサーラたちにも、「Rikiって、ちっとも勉強しないくせに成績良くてズルい!」って言われるらしい。
努力をしている姿なんて誰にも見られたくない。それが彼の美意識なのだろうか...?
ゴルフも陰で練習してくれていると嬉しいのだけれど... まあそれはないな。隠れてやるところがないもんね!

すごいなぁ、ゴルフはうまいし、勉強もトップクラスではそりゃぁモテるでしょうね。
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> Keikoさん
あー、それは勘違いをされています。女友達は多いですが、いわゆる「モテる」のとは違うようで。男臭さが足りないのかな。ゴルフなんてちょっと出来てもイタリアじゃあ評価されませんからね!
あー、それは勘違いをされています。女友達は多いですが、いわゆる「モテる」のとは違うようで。男臭さが足りないのかな。ゴルフなんてちょっと出来てもイタリアじゃあ評価されませんからね!
by kotaro_koyama
| 2020-02-20 01:45
| イタリア暮らし
|
Comments(2)

