越冬
2020年 01月 18日
夜、眠りにつこうとすると、携帯にメッセージがきた。Rikiからだった。明日、学校へ行きたくないと言う。

「精神的に元気がない。鬱とかそう言うんじゃないと思うけれど、泣きたい気持ちでいっぱいなんだ。このメッセージを書きながらも、目に涙が浮かんでくる...」
「それが何故なのか、なんでこんな気持ちになるのか、分からない。論理立てて考えることができないし、考えを止めることもできない。まるでジョイスのフレーズのように。明日、学校へ行く気が起こらない。それでもパパが『学校へ行け』と言うなら行くよ。それは親の義務として正しいことだし。でもね、たとえ行ったとしても何もできないよ...」
「このメッセージを書くことで、僕の弱い一面をパパに見せていると思う。もしかしたらそんな弱さを今まで見せたことがないかもしれない。いつか僕が書いた、あのしだれ柳の詩のように」
「こんなことを言って、パパに心配をかけたくない。きっと明日は元気になっていると思う。でもね、こうして正直に気持ちを伝えることは、僕にとって大きな一歩なんだ。だって、パパは僕のパパだし、いつだって僕のことを気にかけてくれる。時に、他のお父さんの倍もね。そしてそれはとても嬉しい。だからこそ、正直に僕の気持ちを伝えたかったんだ」

翌日は、もちろん学校を休ませた。特に何も言わなかった。Rikiは、部屋を掃除したり、最近自分の小遣いで買ったウクレレを弾いたりしていた。そしてその次の日からは、また普通に登校するようになった。
思春期に入ったせいか、仏頂面をすることも多くなってきたけれど、それでもいつも笑顔に溢れる息子。一般的な家庭に比べれば、僕が彼と一緒に過ごす時間は比較にならないくらい多い。それでも、お互いに心底分かり合うこと、本当の心の内を見せることは、覗くことは滅多にないのかもしれない。
何故彼が落ち込んでいたのかを考えてみる。誰もが経験する、この年頃特有の不安定なココロなのかもしれない。特に何かに取り柄がある、秀でている訳でもない自分を見つめて暗くなってしまうのかもしれない。インターネット上は、才能に溢れた美男美女で溢れている。自分を卑下してしまい、絶望感に溺れてしまうのは昔よりも簡単な話かもしれない...
Rikiが以前に書いたしだれ柳の詩 "どんなに辛い時でも「緑」であろうとするけれど、柳の木だって、よく見れば泣いている" (過去記事)
庭に植えたしだれ柳は、悲しいことに枯れてしまったようだ。もう緑を見せることも、涙を流すこともない。Rikiにはまだそのことを伝えていない。とてもじゃないが、今のRikiには言うことができない。

私もそういうときは休ませます。
頑張り続ける必要もないし、白黒付けずグレーであっても良いときだってあると思うからです。
頑張り続ける必要もないし、白黒付けずグレーであっても良いときだってあると思うからです。
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> SmileSkySeaさん
グレーであっても良い、本当にそう思います。
グレーであっても良い、本当にそう思います。
自分の10代を思い出しました。
本当になぜあんなに不安だったのでしょうね。
私は両親には決して本心を話さなかったように思います。
心配かけたくない、話してもわかってもらえないだろう。。。そういう気持ちでした。
Kotaroさんちは本当にいい関係を築いておられますね。
本当になぜあんなに不安だったのでしょうね。
私は両親には決して本心を話さなかったように思います。
心配かけたくない、話してもわかってもらえないだろう。。。そういう気持ちでした。
Kotaroさんちは本当にいい関係を築いておられますね。
econeさん、Keikoさん
いい親子関係だと自負していても悩みは尽きないです…
いい親子関係だと自負していても悩みは尽きないです…
by kotaro_koyama
| 2020-01-18 20:01
| 子育て
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Comments(5)

