今を生きる
2019年 06月 06日
先日「門出」と題して結婚した長女への想いを綴ったが、その字のごとく、彼女は家を出て行き、仕事を辞め、東京を離れて南の島で暮らすことになった。もちろん旦那と一緒である。高級リゾートホテルに、夫婦揃って雇ってもらえることになったらしい。それはかなり幸運で有難いことだと思う。
その島でどれくらいの期間働き、暮らすことになるのか知らない。恐らく当人も知らない、分からないのだろう。正社員契約ではないし、一生をそこで送るとも思えない。ではその先、何をするのだろう、何をしたいのか?先の見えない人生と言われればその通り。そんな生き方に不安を抱く人が多いかもしれない。僕自身は先の見え過ぎる人生は嫌だった。だからサラリーマンを辞めた。だいぶ歳を取ってきて少しは安定志向も芽生えてきたけれど、それでもやっぱり将来がすっかり決まっちゃってる、なんてのは御免だと思う。
そりゃあ確かに安定した、特に金銭的に安定した生活があるに越したことはない。特に自分の娘にはお金で苦労して欲しくはない。でも、どちらかと言えば娘にも「先の見えない」人生を送って欲しいと思う。所詮、良くも悪くも一瞬先は闇である。精一杯この瞬間を、今日を生きること、そして少しずつ未来を築いてくれればと思う。娘から送られて来た一枚の写真を見ながら、今日はそんなことを考えた。
でも理解されなくてもいいとも思ってて、へそ曲がりなのかもとも思うときも。(笑)
私も先々まで決まっているというのは嫌ですね。自分に自信と前向きの気力があれば人生何とかなるものです。
たぶんこちらイタリアでも少数派かも、です... 。
そうですね、前向きの心構えが一番大事ですね!
そうですね。僕なんかはもう人生後半下り坂ですが、娘たちを見ていると輝く上り坂に笑顔で向かっている様子で素敵なことだと思います。