時代
2010年 09月 04日
お父さんがイタリアへ来た頃、まだほんの14年ほど前のことだけれど、街にはまだ公衆電話がたくさんあって、携帯電話なんかカマボコみたいに大きかった。日本へ電話するのに、冬の夜、大雨の中、公衆電話まで走ったものだ。国際電話が安くなるっていう謳い文句のプリペイドカードを購入して、そこに書かれた番号に電話をかけて、コードを入力して。電話ボックスの扉を閉めても寒さに手がかじかんだ。「インターネット」なんて、今の3Dテレビくらいに目新しい話だったんだ。それが今や気軽にビデオ電話。マウス、クリック、そしてタッチ・・・日々進化するこの便利さ、君にとっては至極普通のことだ。君が大人になる頃には、どんなに遠く離れていても、その匂い、汗いっぱいで酸っぱくなった頭の匂いまで感じられるようになるかもしれないね・・・


by kotaro_koyama
| 2010-09-04 17:38
| イタリア暮らし
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