シチリアの旅 11. ~Piazza Armerina~
2005年 07月 05日
ピアッツァ・アルメリーナは、シチリア中央部に位置します。この地をモザイクの町として名高くしているのが、ローマ時代の「カサーレの別荘」。
紀元後4世紀に建設されたといわれるこのヴィラ、その敷地面積は3500㎡と広大なものです。
「その床一面に描かれたモザイクには、ローマ人の生活が生き生きと描かれている」と聞いては寄らないわけにはいきません。
ガイドブックなどで事前に見ていたモザイクの色彩に比べると、実際のものは、だいぶ色褪せたものでした。この写真も若干コントラストを強めてあります。とは言っても、その色彩の豊かさはすばらしいもの。そして、多くの人が口を揃えて言うように、そのクライマックスは、ビキニ姿でスポーツに興じる女性。この時代、既にこうしたファッションがあったというのが驚きです。
ここでの我が家のクライマックスは、でも、地元小学生に襲われたことでした。遠足に来ていたカターニャの子供たち。娘たちを見つけるなり、取り囲んで、まさに質問の嵐。
「どこから来たの?どこの国?なんていう名前?なんでイタリア語喋れるの?」
このパワーとしつこさ、まさに南ならではのものです。
「へぇ~、日本か! 私たちはね、イタリア人、いいえ、シチリア人よ!」
こんな小さな子供の意識の中にも、既にシチリア人としての誇りが植え付けられているんですね。
「ほらっ、止めなさい!子供が怖がっているじゃないか!」という引率の先生の言葉にも知らん振り。Rikiを取り囲んで写真を撮りまくる子供たち。
あまりの迫力に、さすがのKeiちゃんもタジタジです。心配そうに、ただ行方を見つめるのでした・・・。
紀元後4世紀に建設されたといわれるこのヴィラ、その敷地面積は3500㎡と広大なものです。
「その床一面に描かれたモザイクには、ローマ人の生活が生き生きと描かれている」と聞いては寄らないわけにはいきません。
ガイドブックなどで事前に見ていたモザイクの色彩に比べると、実際のものは、だいぶ色褪せたものでした。この写真も若干コントラストを強めてあります。とは言っても、その色彩の豊かさはすばらしいもの。そして、多くの人が口を揃えて言うように、そのクライマックスは、ビキニ姿でスポーツに興じる女性。この時代、既にこうしたファッションがあったというのが驚きです。
このパワーとしつこさ、まさに南ならではのものです。
「へぇ~、日本か! 私たちはね、イタリア人、いいえ、シチリア人よ!」
こんな小さな子供の意識の中にも、既にシチリア人としての誇りが植え付けられているんですね。
「ほらっ、止めなさい!子供が怖がっているじゃないか!」という引率の先生の言葉にも知らん振り。Rikiを取り囲んで写真を撮りまくる子供たち。
あまりの迫力に、さすがのKeiちゃんもタジタジです。心配そうに、ただ行方を見つめるのでした・・・。
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goodragon at 2005-07-05 08:13
緊張して少しこわばった顔が、ラテン系の子供たちの迫力を物語ってますね(笑)。とりかこまれて質問攻めなんて、シチリアにはあまりアジア系の旅行者はいないのでしょうか??
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kotaro_koyama at 2005-07-05 16:33
goodragonさん、こんにちは。Keiの場合、まずイタリア人パワーに負けることないのですが、この時だけはちょっとひるんでいましたね。初めての「南パワー」に圧倒されたようです。
シチリアには、たくさん観光客がいるのですが。それに中国人等の移民も多いし。この子供たちの町は、どうも田舎の方だったみたいです・・・。あとは、遠足で盛り上がっていたんでしょうね。
シチリアには、たくさん観光客がいるのですが。それに中国人等の移民も多いし。この子供たちの町は、どうも田舎の方だったみたいです・・・。あとは、遠足で盛り上がっていたんでしょうね。
スポーツの場面を描いたモザイク画、面白いですね。ダンベルのようなものもあるし(笑)。当時、スポーツは時間とお金があった貴族だけとてもスノッブなの楽しみだったのでしょうね。
keiちゃんのこわばった顔、本人には申し訳ないけれど、その緊張度が伝わってなんだか可愛いです。南の子供たち、悪気はないのですが、興味津々、遠慮と言う言葉を知らないんでしょうね。私もプーリアのアントネッロの実家に帰ると、大人も子供ものっけから「チネーゼ、ジャポネーゼ?」と聞いてきます。それがきっかけで、日本のことを説明したり、アジアの国について話したりすると、ふむふむとおとなしく聞いてくれるので、興味はあるようです。keiちゃん~。心配しないで。皆、keiちゃんと仲良くなりたかったんだよ~。
keiちゃんのこわばった顔、本人には申し訳ないけれど、その緊張度が伝わってなんだか可愛いです。南の子供たち、悪気はないのですが、興味津々、遠慮と言う言葉を知らないんでしょうね。私もプーリアのアントネッロの実家に帰ると、大人も子供ものっけから「チネーゼ、ジャポネーゼ?」と聞いてきます。それがきっかけで、日本のことを説明したり、アジアの国について話したりすると、ふむふむとおとなしく聞いてくれるので、興味はあるようです。keiちゃん~。心配しないで。皆、keiちゃんと仲良くなりたかったんだよ~。
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kotaro_koyama at 2005-07-05 20:09
chihoさん、そうですね。悪気なんて、まったくありませんでした。それどころか興味津々。あの遠慮のなさ、ちょっと見習いたいくらいです。
「日本人だよ」って言ったら、「えっ、日本のどの街?中国?東京?香港?」っていう子もいて笑えました。
「日本人だよ」って言ったら、「えっ、日本のどの街?中国?東京?香港?」っていう子もいて笑えました。
by kotaro_koyama
| 2005-07-05 07:36
| 旅行
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Comments(4)