Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
病院で
ここはイタリア、カルチョの国。子供たちの間でも、数人集まればすぐにボールの蹴り合いが始まります。昨日も長女の友人が集まり、ご覧のような風景が。女の子だって負けていません。男の子に蹴りを入れるのも当たり前。娘も楽しんでいたのですが…
d0036978_1965533.jpg

ゴールキーパーをやっていた娘。年上の子の強烈なシュートを防ごうとして、手首を骨折しまったのでした。泣き止まない彼女を連れて救急病院へ行くと、「あら、折れてるわね」とあっさり。

久々の病院でしたが、相変わらず機能していませんでしたね…。「機能していない」のは、技術の部分ではありません。オーガナイズがまったくなっていない。もっとも、これは病院だけの話ではありませんが。

レントゲンを撮りに行けば、担当技師がいない。待てど暮らせど帰ってこない。「あっ、やっと来た」と思ったら、ゆっくり、ゆっくり。人間そこまでゆっくり歩けるものか、と思うくらい。レントゲンを撮り終えてからも、書類を受け取るのに待たされる、待たされる…。書類をやっと受け取ったら、また救急病棟へ戻って、それから…

イタリアのいい加減さは、でも、「人間らしさ」と裏腹と思うのです。

救急病棟に車を横付けしたまま、1時間以上放って置いても何も起こりません。看板をよく見ると、「理論的には」自家用車が駐車できないばかりか、進入も禁止されているようなのですが。何も起こらないのは、「そりゃ仕方ないでしょ」ってことなんです。

ギプスを作りに行けば、鼻歌交じりの技師は、冗談ばかり。ギプス作成の途中で、同僚に冗談を言うだけの為に廊下に消えていってしまいます。置いてきぼりの娘も、「???」

でも、彼は決して子供を飽きさせません。次から次へと娘に話しかける。実に子供の喜ばせ方が上手い。そして、これはいつも感じることですが、イタリアの大人って、「子供と直接」話をするんですよね。同伴の僕が会話に割って入っても、無視されます。横にいる親に気を使う日本との大きな違いです。

イタリアの「人間臭さ」と、日本の「オーガナイズ力」がうまく交じり合ったらいいなあ、と改めて思わされた一日でした。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-08 19:26 | 比較文化 | Trackback | Comments(5)
うん
d0036978_5322725.jpg
- Mi vuoi bene eh? (ねぇ、私のこと好きでしょ?)
- ぅん。

- Mi ami? (私のこと愛してる?)
- ぅん。

- Mi sposi? (結婚してくれる?)
- ぅん。

「うひゃひゃひゃ~!」

何を聞いても「うん」と答える弟をからかって笑い転げる娘でした。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-06 05:40 | 子育て | Trackback | Comments(7)
常識
イタリアに暮らして驚くこと挙げたらきりがありませんが、その一つに銀行があります。
こちらの銀行は、どんな手続きでも窓口の行員一人が処理してしまうんです。これって、元銀行員の僕にとっては、とても信じられないこと。

たいていの日本の銀行は、ミスを極力減らすために、受付→事務→返却と3人別体制を取っていますね。たとえ受付と返却は同じ人であったとしても、少なくとも事務処理は別の行員が行うのが普通です。そこまでしても、時にミスが起こるのです。イタリアの銀行で個人的に被害にあったことはありませんが、いったいどれくらいの頻度で事故が起こるのか知りたいものです。

当日処理が出来なくて、書類を預ける場合にも、「預り証」なんてものはくれません。
「じゃあ、後でやっておくから」 でおしまい。不安になりますが、一応ちゃんとやってくれます。
更に驚くのは、「おまけ」システム。今日も銀行に振込みにいくと…

「手数料だけどねぇ、他行振込みは通常8.50ユーロなんだが… 4.50ユーロでいい?これ以上はまけられないだよね」

ちなみに今日行ったのは行きつけの銀行ではありません。初めて入ったところでした。以前、顔見知りの銀行で両替手数料を無料にしてもらった事はありました。もっとも知り合いだからおまけするっても変ですが。

こんな僕の驚きをイタリア人に話してもあまり理解してもらえません。彼らにとっては普通のことですから。所変われば、「常識」も変わってしまうんですね。

ネクタイなんか締めなくていいとか、ペコペコお辞儀しなくていい、なんてことも含めて、こんな「柔らかい」銀行だったら、僕ももう少し勤められたかなぁ。(笑)
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-04 19:42 | 比較文化 | Trackback(1) | Comments(2)
一休み
息子は、ボール遊びが大好きです。長女たちが小さい時にもボールでしつこく誘ったものですが、彼女たちはすぐにお人形を手に取っていました。不思議なものです。ボールが男の遺伝子に組み込まれているのでしょうか。それに、男の子は遊び方が荒い。どうしてモノを投げまくるのでしょう…。
d0036978_2241762.jpg

今日も散々暴れた挙句、ソファーでコックリコックリ。こういう「赤ん坊らしい居眠り」も、上の娘たちはしなかったなぁ。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-03 00:02 | 子育て | Trackback | Comments(2)
ピキピキ
「ほら、シナプスがピキピキ音を立てている!」
息子が何かに興味を示し夢中になっていると、妻が言います。なるほど、よだれを垂らして一心になるその眼を見れば、刺激を一杯に受けた頭の中で、「何かが育っている」と思わされます。
d0036978_436512.jpg

脳の神経細胞を接合するシナプスって、化学的なものと、電気的なものがあるらしいです。電気系の方では、ほんとうにピキピキ音を発しているのかも。
家にいてもそれなりに楽しそうに遊ぶ息子ですが、やっぱり外の刺激は格別。太陽の光、そよ風すらも、昨日とは違う新世界なのでしょう。6歳位までが成長のピークらしいシナプス。面倒くさい時もあるけれど、頑張って外に連れ出しますか…。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-02 04:38 | 子育て | Trackback | Comments(2)
春うらら
18世紀に遡る教会の一区画に住んでいます。大きな鐘楼を上っていくと広い庭があるのですが、誰も手入れをしないので荒れ放題なんです。暑くなったり、寒くなったり、変な天気がようやく終わって春本番。いえ、初夏といっていいくらいの気持ちのよい空に誘われて、この庭を手入れする決心をしました。

鎌を持って、ザクザク。伸び放題の雑草を、無心に刈り続けます。気分爽快です。

庭の端の大きな木に、白い花が咲いていました。ふと足元を見ると、たくさんのリンゴが。
「これがりんごの花か」
d0036978_18263598.jpg

りんごの花なんて、しみじみ眺めたことありませんでしたが、可愛いんですね。
他にも、サルビア(セージ)や葱を発見して大喜び。

それにしても、庭改造の壮大な計画は完遂できるか・・・。頭の中では既に素敵な「ガーデン」が完成しているのですが。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-05-01 18:30 | イタリア暮らし | Trackback | Comments(2)
変装
最近、「かぶりもの」に凝っている長男。帽子やら、水中眼鏡やら、色々持ってきては「かぶせろ」としつこいんです。でも、すぐに外すんです。そして再びやって来て、「まんま、まんま~」 (かぶせてくれ~)  辛抱強く付き合ってます・・・。
d0036978_615266.jpg

[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-30 16:12 | 子育て | Trackback(2) | Comments(2)
変装 その2
こんな格好も大好き。「かわいいねぇ~」って言われるのが分かっているみたい・・・。
それにしても、なぜ京都パープルサンガ?
d0036978_15422190.jpg

[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-30 15:43 | 子育て | Trackback(1) | Comments(2)
宝物
小学校5年と幼稚園年長の娘たちは、それぞれ「モンテッソーリ」の学校に通っています。ドイツのシュタイナーと並び世界的に知れるモンテッソーリ・メソッド。日本でもその教育法を取り入れた学校があるようです。

この子供の視点に立った教育法、「ママ、一人でするのを手伝って!」という言葉のとおり、子供の自主性を育てることが根幹となっています。つい手を出して助けてしまいたくなるところをグッと我慢。簡単なようですが、親ってすぐ口や手を出してしまいがちです。

グループまたはペアでの作業もありますが、個々でする作業が多いのもその特徴。時々授業を覗くと、子供たちそれぞれに違う仕事をしているのです。幼稚園はもちろん、小学校も。長女に、「今日は何したの?」と聞いても、「私はアンジェラと一緒に算数をしたけれど、フランチェスコは地理をしていたよ」という具合。時間割というものがないに等しいのです。「皆で同じことをしましょう」の国で育った僕には、とても新鮮。

午後、次女を迎えに行きます。毎日のように「はい、これパパにプレゼント」と、ガウンのポケットの中から小さく畳んだ紙を出してくれます。教室で、一人で黙々と描いただろう絵。決して捨てることのできない僕の宝物です。
d0036978_19331984.jpg

[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-30 05:37 | 子育て | Trackback(1) | Comments(0)
重圧
JR宝塚線の列車脱線事故は、イタリアでも大きく取り上げられました。
その原因については、まだ想像の範囲を出ていないようです。でも、1分30秒の遅れを取り戻すために制限速度をオーバーしたのが主な理由であることは、ほぼ間違いないのでしょう。

行きつけのバールの親父は、こう言います。
「たった1分30秒の為にねぇ…。イタリアじゃあ30分の遅れだって気に留めやしないってのにさ!それにしても23歳の若者に列車を運転させるってぇのもどんなものかね?」

わずかな時間を取り戻すために必死になる運転手の気持ち。決してイタリア人には理解できないものでしょう。でも、その「必死な気持ち」こそが、日本社会を機能させていることは否めません。そしてその気持ちを理解できないイタリアは、永遠に、日本のように機能しないのです。

朝日新聞のHPに、JR運転手が抱える厳しい重圧についての記事がありました。

ミスをした際の「ペナルティーへの恐怖」と、ライバル会社との「厳しい競争」を勝ち抜くための過密ダイヤ。そんなプレッシャー社会の落とし穴は、JR運転手だけが抱える問題ではないと思うのです。

住み易い国ニッポンと、住み辛い国イタリア。どちらが「生き易い」国なのでしょうか…。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-29 16:40 | 比較文化 | Trackback | Comments(0)
我慢
我が家、子供同士の会話は、そのほとんどがイタリア語になってしまいました。
d0036978_0393717.jpg

バイリンガルの子供にとっては、二言語のうち、どうしてもどちらかが優勢にならざるを得ません。日本語もほぼ問題なく理解し、会話する娘たちですが、イタリア語と日本語の優劣は既に逆転してしまっているようです。

親の方からは、気をつけて日本語で話しかけるようにしています。それに対し、子供たちはイタリア語で答えてくることが多いのですが、構いません。日本語を使い続けるように気をつけています。でも、何かを叱る時などは、ついイタリア語に切り替えてしまうことが。

何も、親にとってイタリア語の方が楽になった訳ではありません。日本語で、早口にガミガミ怒っても、娘たち、特に長女(9歳)は口をポカ~ンとしていることが多いのです。一体全体こちらの言いたいことが分かっているか…。するとついこちらの言葉はイタリア語に。相手の表情を見て、分かりやすいだろう方の言語を選んでしまうのです。「言いたいことを分かって欲しい」気持ちが先走るがあまりに。

本当は、我慢強く日本語で怒り続けなければいけないと思うのですが。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-29 00:41 | バイリンガル | Trackback | Comments(8)
ぷろんとぉ~
16ヶ月になる息子。ここのところ成長著しいものがあります。
積み木も破壊するばかりでなく、積むことを覚え始めました。ボールを見つければ蹴り散らし、「ごぉ~る」と短い手で万歳。そして実によく喋ります。
d0036978_18483343.jpg「だ~じゃ」(どうぞ)「頂戴」「ありがとう」「どうぞ」のすべてに活用。
「まま~っ」 (ママを呼ぶ場合と、何かが欲しい時の両方に)
「んまんまっ」 (これは食べるものを指して)
「こ~こっ」 (何かを指差して)
「ここ~っ」 (痛いところを指し、悲哀を込めて)

二語組み合わせも既に出ています。
「あんあん!ちゅ~た」 (犬がワンワンって言った)
「ぶっぶ~、ちゅ~た」 (車がブーブーって言った)

今のところ日本語の方が多い気がしますが、イタリア語も負けていません。「ちゃおちゃお~」はもちろん、電話が鳴れば「んろんとぉ~」("プロント" - もしもしの意)

前述の感謝の意「だ~じゃ」は、イタリア語にも活用できるらしいです。「GRAZIEは?」って聞くと、お辞儀しながら「だ~じゃ」ですから。

よく、「イタリア語を習得するのにどれ位かかりますか?」という質問を受けます。答えに苦しみます。語学って、上を見れば切がないですからね。期間は別として、まずは耳で聞いて、相手の言うことが何となく分かるようになるのが最初に来ることは間違いないでしょう。そして喋れるようになるのは、最後です。系統立てて勉強する大人と、赤ん坊の語学習得を比較することはできませんが、概ねその成長具合は同じような気がします。

「ぱぷぷぷぷぅ~」 「ばちゃんぶぇべ~?」 「べじべじがぁ~」

意味が通じる単語に加えて、まったく意味不明の音も発する愛息。「複雑構文」なのでしょうか、でも明らかに何かをこちらに伝えようとしていることは確か。イタリア語を真似ているのか、日本語を真似ているのかはまったくもって不明ですが。
恥ずかさなど持たず、どんどん音を発する子供の無邪気さを見習いたいものです。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-28 18:49 | バイリンガル | Trackback | Comments(0)
ユートピア
「イタリアに住んでるの? いいねぇ~」
d0036978_1935474.jpg

いいことなんてそうありません。住めば都といいますが、住めばそこが自分の街になる。「平凡な毎日」が始まる。どこに行っても日常から、自分自身から脱出することなんてできないわけです。それが、旅と生活との違いです。

日本はいい国です。便利な国です。犯罪が増加しているとはいえ、まだまだ安全な国。
そして、「何も考えなくても」生きていける国です。

電車に乗るには、改札を通ります。改札では切符を切られます。自動的に。
駅のホームにいれば、「東京行きが参りま~す。黄色い線の内側までお下がりくださ~い」
電車に乗れば、「次は渋谷、しぶや~」 寝ていても、起きるまで繰り返してくれます。

こちらでは、そうはいきません。すべて「自己責任」の世界です。切符は乗車前に自分で検札しなければなりません。さもなければ罰金。電車の到着ホームが突然変わることなんて日常茶飯事。車内のアナウンスなんて滅多にありません。自分の身は自分で守らないと。

もちろん、イタリアの方がいいことだってたくさんあります。
野菜や果物は、安いし美味しい。スピード・飲酒運転の取り締まりはまだまだ甘い!(笑)。

要は、ユートピアなんてないってこと。僕にとっての理想に近い国は、イタリアと日本の中間かな。いいところだけを取った国があるのならね…。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-28 04:27 | 比較文化 | Trackback | Comments(2)
「怖い」
「イタリアでの出産は、怖い」
奥さまはそう言って泣きました。でも産みました、いえ、産ませました。懲りずに、また。
d0036978_1748096.jpg

前回の出産でひどい目に会い、疑心暗鬼の彼女。それはそうです。激しい陣痛に苦しむ妊婦を廊下に放ったまま、看護婦は携帯で無駄話するような国ですから…。でも幸い、イタリア二度目の出産は無事に終わりました。

人が生を受ける瞬間は、何度見ても感動します。慣れているつもりでも。そして、子育てってすぐに忘れてしまうものなんです。特に生まれたての赤子の扱いは…。

「はいっ、じゃあお父さん産湯お願いね!」って助産婦さんに、ひょいっと赤子を渡されてオロオロしてしまうのは、3人目でも同じことでした。

出産自体より、今でも強烈に覚えているのが、その後の看護婦さん。生後2日目、まだ授乳の時間でないのに大泣きする息子を片手であやしながら、なんとコップで水をグイッと。ひえーっ、いきなりコップですか!
息子はといえば、「ゲボゲボ」と溺れながら飲んで、更に大泣きしていました。

でも、そのお陰で、コップで飲むのがすぐに上手になりました、ね。
たくましく生きろよ。
[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-28 04:18 | 子育て | Trackback | Comments(0)
新しく
めるまBLOGから引越しをすることにしました。
日本を飛び出した放浪家族の子育てを主に記しています。

長女9歳、次女6歳、そして長男1歳。
子供たちの間ではイタリア語が飛び交う毎日。バイリンガルだけでない、バイカルチャル、いえ、マルチカルチャルに育ちますように。
d0036978_495259.jpg

[PR]
# by kotaro_koyama | 2005-04-28 03:47 | 子育て | Trackback | Comments(0)


カテゴリ
子育て
バイリンガル
旅行
比較文化
イタリア暮らし
スポーツ
料理とレシピ
日本放浪
回想
ビデオ

最新のコメント
econeさん:放置ブロ..
by kotaro_koyama at 22:10
二人とも、また大人っぽく..
by econe at 12:39
econeさん:すっかり..
by kotaro_koyama at 22:13
はじめまして。 Rik..
by econe at 12:18
marinaraさん:今..
by kotaro_koyama at 15:39
「ふるさと」って何処なの..
by marinara at 22:33
いえいえ!まだまだ人生の..
by kotaro_koyama at 14:39
なんだか、哀愁を感じます..
by marinara at 23:09

お気に入り

フォロー中のブログ
 フランス生活便り
写真のこと
食いしん坊の日記
スマイル&ショット
楽子の小さなことが楽しい毎日
R's memorandum2
フィレンツェ田舎生活便り2
*ちょっとコーヒーでも*
HEROのアナログな生活
絵本の王国 - IL ...
アンジェリーナのちょっと...
くーまくーま3
グルグルつばめ食堂
* Avanti * ...

以前の記事
2016年 04月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 01月
2014年 12月
more...

ブログパーツ

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧