Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
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スイスへ 【最終回】 家族愛
d0036978_341399.jpg4月19日、ツェルマット滞在最終日。帰り支度を終えて、忘れ物がないか辺りを見回していると、ベッドの端に腰を下ろしたKeiが何やら悲しそう。

『どうしたの?』
『だって3人だけで過ごすの今日で最後なんだもん』
『ママに会いたくないの?』
『ママには会いたいんだけど・・・』
『Mahoが嫌なのか』
『うん・・・』
『でもいつも一緒に仲良く遊んでるじゃない』
『そうなんだけど!でもMahoってわたしのことすぐ馬鹿にするんだもん!!Quanto sei stupidaとか、tontaとかすぐゆって・・・』

目に涙まで浮かべて訴えるKei。そうかぁ、二人遠く離れてそんなに幸せだったのか・・・。そりゃこちらだってあの姉妹喧嘩を聞くよりは平和な気分を味わったけれど。でもやっぱり家族だしさ・・・。
ボクはちょっと憂鬱な気分でハンドルを握ったのでした。

7時間後。ペルージャの自宅のドアを開けると、お父さんの心配をよそに、笑顔でじゃれ合う二人。でも後で聞けば、MahoはMahoで、『あ~ぁ、Keiが帰ってきちゃう』とママに嘆いていたらしい。

今日も変わらず仲良くトランプしたり、喧嘩したり、のKeiとMaho。

姉妹って・・・。 一人っ子のボクにはよくわかりません。
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by kotaro_koyama | 2008-04-30 03:20 | 旅行
スイスへ 【その4】 揺れる恋心
d0036978_2125946.jpg旧友Mの息子のK太郎。カッコいいお父さんと美しいお母さんの血を引いて、なかなかの美男子です。イイオトコに目ざといKeiがそんな彼を放っておくわけがありません。ツェルマット滞在中、彼女の頭の中はK太郎のことで一杯でした。

『Kei、スキースクールに入ってみない?』
『イヤだ。わたしは自由に滑りたいの』
『でもK太郎はスクールに行くってよ』
『じゃ、行くぅ!』

嫌と言い出したらテコでも動かないあのガンコなKeiが、K太郎と聞いた途端に目尻を垂れ下げるのでした。

ある日の夕方、スキーの帰り。黙って何かを考え込んでいたKei。

『あぁぁ、困ったなぁ!』
『どうしたの?』
『やっぱりK太郎カッコいい・・・。でもエドアルドが・・・ あぁぁん、どうしよう・・・ ふぅ。』

そう、エドアルドは最近のKeiの恋のお相手。ペルージャの学校では違うクラスの男の子だけれど、おやつの時間などに廊下でお話をしているようで、毎朝目一杯お洒落をして家を出ていくんです。

『えーっと、顔はエドアルドの方がカッコいいんだけれど、K太郎は性格がいいんだよね。あ、やっぱり顔もK太郎の方がちょっとカッコいいかな。う~ん・・・』

2人乗りのリフトにつかず離れず座るK太郎とKei。後ろから見ていると、2人の間のその微妙な距離がなんとも微笑ましくて、お父さんはいつまでもビデオを回すのでした。
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by kotaro_koyama | 2008-04-28 01:52 | 旅行
スイスへ 【その3】 あたまを雲の上に出し。
d0036978_2022531.jpgここは3883メートル、Klein Matterhornの頂上です。Matterhorn Glacier paradiceとも呼ばれていて、ヨーロッパで一番標高の高い展望台がある所。

♪♪四方の山を見下ろして~♪♪

そう、あの富士山より高い。ボクもこんな高い所に登ったのは初めてです。頂上へ向かう大きなゴンドラの中で、小さなRikiは皆の注目の的でした。

4478mのマッターホルンが同じ高さに見えるこの写真。2人のゴーグル、実は涙で溢れているんです。嫌がる2人を無理矢理こちらに向かせた思い出の一コマというわけ。

なぜって、ゴンドラを降りてピステに出ると、そこは植村直己の世界だったんです。風速60km/hの強風が行く手を阻み、その風で斜面から引き剥がされた硬い雪が弾丸のように顔を打ちつける。ここは真冬のアイガー北壁か、エベレストか。Rikiを大泣きさせるのには十分過ぎました。
しかも、板を履いてから斜面が緩やかに下り始めるまでの約200メートルは平坦な道。猛烈な向かい風の中、泣き叫ぶRikiの顔を手で覆いながら、勇気づけながら、のスケーティング。

『ハァ・・ ハァ・・・』 (空気が薄い!)
『びゃぁっぁぁぁ~! かおがいたいぃぃぃぃ!!』
『大丈夫、大丈夫!もう少しだ、がんばるんだ、Riki!』
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁぁっ~!!!』

Rikiを助けるのに精一杯なボクに置き去りにされたKei。ようやく風のおさまった所で待っていると、『もうヤダ!二度とここには来ない!』と泣きべそをかきながら滑ってきたのでした。ホント、2人ともよくがんばった。エライ、エライ。
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by kotaro_koyama | 2008-04-24 21:04 | 旅行
スイスへ 【その2】 ジェラート山
マッターホルンって?
フランスにはエッフェル塔、イタリアはピサの斜塔、ではスイスには?
勿論、マッターホルン!マッターホルン(4478m)の山麓ツェルマットは、海抜1620m。スキー・スノーボーダーのみならず・・・


d0036978_2039232.jpg観光局で貰ったガイドは、そんな書き出しで始まっていました。
そうかぁ、この山はスイスのシンボルだったのね。ボクにとってのスイスは、時計とチョコと銀行なんだけど。
4月13日。標高3100mのピステへ降り立つと、その名物が間近にそびえていました。見事に晴れ渡った青空の下、絶景です。

『ほら!あれが有名なマッターホルンだよ』 と興奮気味のボク。
『ふ~ん』 と冷めた子供たち。

この山がどれほど有名か、ここにいることがどれほどアリガタイことかを説明しても、至極反応が薄いのです。それじゃあ、

『ほらほら!あの山、ジェラートみたいじゃない?美味しそう!』

すると、甘いものが大好きなRikiがやっと食いついてきました。

『ほんとだぁ~! でもあのジェラート、FUMO(煙)が出てるねぇ*』 (*脚注:雲のことです)

一方、Keiにはすこぶる評判が悪い。『イタリア語ではね、CERVINOって言うんだよ。確かにちょっとCERVO(鹿)みたいじゃない?』などと誘いをかけても全然駄目。彼女曰く、山のカタチが歪んでいて変なのだそう。

この土の隆起をありがたく拝むのは、オトナだけということか。そしてKeiたちがそんなオトナになるには、まだ大分時間がかかりそう・・・
幸いなことに、ね。
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by kotaro_koyama | 2008-04-23 22:16 | 旅行
スイスへ 【その1】 Rikiのへその緒を切り、国境を越える。
d0036978_18241968.jpg4月11日 曇り時々雨
15時。ペルージャの自宅を出発。RikiとKei、そしてボク、3人だけの旅の始まり。15時05分、ペルージャ駅前にて、『もう着いたのぉ?』とRikiが寝ぼけたことを言う。どうやら、これからどこへ何日間行くのか、真に理解していないらしい。高速道路A1に入ると、車の足し算を始めるKei。普通車が1点、大型車が5点。カッコいい車も5点。ボク達の車がそれらを追い越す毎にポイントが増えていく。逆に抜かれると減っていく。ホテルに着くまでに200点丁度にならなかったら今晩はワインを飲ませてくれないのだとか。フィレンツェにて無事200点に。その間、Rikiは熟睡。

19時、ミラノ環状線へ入る。渋滞にはまる。先ほどから眼を覚ましてご機嫌だったRikiが突然シクシクと泣き出す。『ママが来ればよかったの・・・ Non volevo andare a sciare...スキーには行きたくなかったの・・・』 やっぱり。日が暮れてきた上に、日本語のCDを聞いてママを思い出したのか。

21時、ドモドッソラ到着。駅前の3星ホテル。パスポートを見せると、よく日本人が利用してくれると語る宿の主人。ご丁寧に予約台帳の名前まで見せてくれる。なんでもコック研修生たちらしい。トリプルを予約していたが、この主人の助言でダブルへ変更。ベッドが広いので3人で一緒に寝ることにする。これで30ユーロの節約。

白身魚のフライをよく食べるRiki。そして『Quando andiamo a sciare?』(いつスキーに行くの?)をしつこく繰り返す。ホテルに着いて気分が変わり、ママのことを少し忘れたらしい。10時30分消灯。

d0036978_18382494.jpg4月12日 曇り/小雪
8時起床。スキーに行った夢を見たとご機嫌なRiki。8時30分、朝食を取りに食堂へ降りていくと、カラビニエーリ(憲兵)だらけ。なんでもその集会があるのだとか。全国から37人のカラビニエーリがこのホテルに集まっているらしい。犯罪者でなくとも、警察官に囲まれて食事をするのは決して気持ちのいいものではない。いや、本当はちょっと悪いことをしようとしているからか。現在滞在許可証更新中のボクは、本来イタリア国外(シェンゲン国)に行ってはいけないのだ。スイスはまだシェンゲン国ではないらしいが、出入国していいのかどうかは未だ不明。その不安な心がこのカラビニエーリ達に見透かされているような気がする。

10時30分、ホテル出発。30分ほどで国境へ。イタリア側税関で止められる。税務警官ではなく、普通の警察官にパスポートの提示を求められる。『イタリアに住んでいるのか?』 『働いているのか?』等の質問。冷ややかに対応する。子供たちとスキーの板を一瞥する警官。『行ってよろしい』 ホッとする。スイスの税関では止められない。子供たちにスイスに入ったことを告げると、『イタリアに帰りたい、ママに会いたい』とRikiが泣き叫ぶ。それをなだめるKei。車は山道を登り続ける。Passo Sempione(センピオーネ峠)。雪、気温マイナス3.5度。中国人の団体が雪に喜び写真を撮っている。

13時、TÄSCH到着。駐車場に車を預け、タクシーに乗り換える。10分程でZERMATTに。再び電気自動車に乗り換える。これから一週間を過ごすことになるアパートメントへ到着。『Papi! Solo che mi piace questa camera!!』(パパ、この部屋だいすきだよ!)と上機嫌のRiki。最近のRikiは、この"solo che"と"in verità"が口癖。よく文頭につけて喋っている。そのほとんどの場合不要なのだが、子供はこうして新しい言い回しを覚えていくのだろう。
荷物を開くのも早々に、ツェルマットを散策する。自家用車乗り入れ禁止の町だが、タクシーが頻繁に通り、子連れであまり安心して歩くことができない。みな電気自動車とあって静かなので、こちらはその接近に直前まで気がつかないのだ。
マッターホルンを初めて見る。そして、はるばるタイからやって来た旧友Mとその家族に再会。二年前の立山登山以来だ。駅前のピザ屋で昼食。夕食も共にする予定が、時差と旅の疲れでMの子供たちは寝てしまったとのこと。アパートで簡単な夕食を取ることにする。チーズトースト、卵、ヨーグルト、バナナ。
20時30分、Riki突如不機嫌になり、ふとんをかぶって寝てしまう。ドイツ語のテレビに見入るKei。21時30分、消灯。
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by kotaro_koyama | 2008-04-21 18:51 | 旅行
お約束
d0036978_1784173.jpg『Riki、今日は幼稚園で何してきたの?』
(ニヤニヤ) 『い~わない!』
『こいつめぇ~!』
『ギャハハハハッ!』
『じゃあ、お昼ご飯は何食べたのよぉ!』
(ニヤニヤ) 『い~わない!!』
『こいつめぇ~!!』
『ギャ~たすけてぇ! いう、いう!!』

こうして体中をくすぐられて大笑いするのが、毎日のお約束なんです。こちらから聞いてあげないと、期待の眼差し一杯で・・・

『きょうようちえんでなにしてきたのかい~わない!!』
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by kotaro_koyama | 2008-04-10 17:28 | 子育て
学校ごっこ
d0036978_0192729.jpg小さい子供が大好きで、その面倒を見るのが上手なKei。現在のところ、将来やりたいお仕事は幼稚園の先生だそうです。

お勉強好きな弟、Rikiは、将来を見据えた練習にもってこい。おもちゃの黒板を使っての授業は、イタリア語、日本語、算数となかなか幅が広いのです。体育や、お遊戯の時間だってあります。

"Sì sì, bene bene, è così!"
"Bravissimo Riki!!"
"Ottimo Riki!!!"


イタリアで仕込んだたくさんの褒め言葉で生徒を喜ばせるKei先生。その教室では、今日も大きな笑い声がはじけています。
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by kotaro_koyama | 2008-04-08 01:05 | 子育て


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