Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
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どうして?
d0036978_20504673.jpgペルージャ。この町に住み始めてから、もう9年が過ぎようとしています。
よく、「なんでイタリアへ来たの?」とか、「なんでペルージャ?」と聞かれるのですが、答えには、ちょっと困ってしまいます。思い返すと、この国や、この街でなければいけなかった理由は、特には無かったんです。

東京で、サラリーマンをしていた頃。思い返すと、それは楽な暮らしでした。時々寝坊したって、クビになることもない。月末には、間違いなく給料が振り込まれてくる。そんな安定した職場にヌクヌクとしていました。でも同時に、自分で自分の人生をコントロールできないことに、歯痒さを感じていました。そして、20年も30年も先の人生が予想できてしまうことに、恐怖を覚えたものです。

"あの部長を見てよ。こんな大企業の中じゃ、うまくレールに乗ったとして、アレだ。ボクの未来、うまくいってアレなわけ?"

それは、たまらなく怖いことでした。その恐れこそが、日本を飛び出す大きな理由になったと思います。

今、自分自身でコントロールする毎日に自由を感じると同時に、明日がどうなるか分からない人生に不安を感じます。子供たちの輝く目に見つめられると、更に不安が増します。でも、今日もここに暮らし続けているということは、その不安の裏にある自由を求め続けているのだと思います。

明日、どこに住むか、どこで、どう生きるか、ボク自身が決めることができる。それが今、不安の対価として受け取っている、ボクの報酬です。
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by kotaro_koyama | 2006-02-17 21:37 | 回想
Al mio tesoro
今日は、"San Valentino" バレンタインデーでしたね。日本では、今でも『女→男の義務・義理の構図』があるのでしょう。
イタリアでは、自由な愛の日。日本ほどは、商業に踊らされていないようです。男女の区別は特になくて、好きな人に、好きなように愛のメッセージや贈り物をします。どちらかといえば、男性の方から女性にプレゼントをするパターンが多いかもしれません。子供たちの中には、両親に贈り物をする可愛い子もいたりして、ちょっと微笑ましい。

Per la mia bellissima dolcissima principessa del cuore   美しくて、やさしい、ボクの心のお姫さまへ
Buon San Valentino                               素敵なバレンタインを

Mahoが、愛するロレンツォからプレゼントされたのは、ハートいっぱいの、真っ赤なカード。そこには、そんな甘い言葉が綴られていました。小学校5年生で、この情熱。文字通りではないにしても、聞いているこちらが、赤面、ドギマギする熱さです。

まぁ、こんな出来の悪い娘でいいのなら・・・  いつでも・・・。
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by kotaro_koyama | 2006-02-15 07:30 | イタリア暮らし
目的は?
「チェントロに行こうよ!」

元気いっぱいのKeiに、お散歩に誘われました。でも今日は、日曜日。開いているお店はほとんどないし、たいした催しもない小さな町。
天気は良いけれど、寒い。パパとしては、家でヌクヌクと、オリンピックでも見ていたいところです。

「チェントロに何しに行くのさ?」
「ただのPASSEGGIATA(お散歩)だよ!」

d0036978_331226.jpgよっこらしょ。重い腰を上げて、旧市街へ繰り出しました。

Rikiを道連れに、石畳の坂を黙々と上っていると、案の定、風船ガムをおねだりしてきたKei。さては、お散歩の目的、これだったな?

でも、Keiったら、ほんとに、ほんとに嬉しそうなんです。目を三日月にして、
「おいじぃぃぃ~~。もう一枚食べちゃおっ!ムフッ」

そんなに嬉しそうな顔されちゃ、負けちゃうなぁ。ガムくらいで、そこまで幸せになれるのなら、いつでも買ってあげるよ…。お散歩、また行こうね。
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by kotaro_koyama | 2006-02-13 04:22 | イタリア暮らし
ジーッと、ね。
d0036978_5475383.jpg2歳と2ヶ月になるRiki。最近、周囲の人の行動を実によく観察しています。ふと気がつくと、ジーッと、人のやることを見つめている。変なことできません。

宿題をするKeiの横では、真剣な顔をして彼も鉛筆を握ります。チラッチラッと、お姉ちゃんの勉強ぶりを観察しながら、同じように何かを書きつけます。

ボクが受話器を握れば、すぐに膝の上に座ってきて、Rikiも電話ごっこ。
「あぁ」 「うぅん」 「そぅ…」 ボクの相槌を真似て、いちいち繰り返してくれます。パパの相槌ってそんなに愛想ないかぁ?もぅ、喋りにくいなぁ。

電話が終わると、今度は、大事そうに両手にティッシュを抱えて、トコトコと。どこへ行くのかと思えば、ママのところ。そう、年中鼻づまりのママは、いつも鼻をかんでいるもんね。


さっき、夕食を終えて、「ふぅっ」とソファに座るボクには、ニコニコしながらテレビのリモコンを持ってきてくれました。思わず苦笑い…。

そうだね、パパはちょっとテレビ見過ぎだ…。気をつけます。
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by kotaro_koyama | 2006-02-09 06:20 | 子育て
ピルピルなお味
くーまくーまのafricaさん「バカラオのピルピルソース」に惹かれて、今日のお昼はスペインへ。バカラオは、イタリア語だとバカラになります。やっぱり単語が似ているな。塩漬けされたタラですね。

d0036978_0234557.jpgafricaさんご指示とおりに作り始めると、バカラの皮からふつふつと何かがにじみ出てきてました。これが皮に含まれているゼラチン質って奴だな!楽し~!!
写真は、まさしく"ピルピル"鳴り始めたところ。う~んいい感じ。でしょ、africaさん?たまらずちょっと味見です…

「?」 「!」 
"Caaaaaaaaaaaaaaaxxoooooo!!!!!!"
「しょょょょょょょっっっぱぱぱぱいいいいい!」

え~、なんでこんなにショッパイの?あわててafricaさんのブログを読み直すと、"塩抜きに1日半"の文字が。う~ん、考えてみたら、ボクは1晩しか塩抜きしていなかったんです。でも、既に手遅れだ…。

「ただいま~!今日はスペインのご飯なんだって?いただきま~す!」
「・・・」
「パピ~、どうしたの???」
「・・・」

いつもと違うパパの雰囲気に気付いた娘たち。一口食べて、「しょっぱ~い!」と顔をしかめかけたものの、思い通りのお皿ができず、落ち込む父親の雰囲気を察したらしい。黙ってきれいに平らげてくれました。
お水をガブガブ飲みながら。

ありがと。次回は、ちゃんと塩抜きするからね…。
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by kotaro_koyama | 2006-02-08 00:53 | 料理とレシピ
おふる
d0036978_2384685.jpg気がつけば、もうすぐ冬のセールの時期も終わってしまいます。どんどん成長する子供たちのモノは、この時期に考えておかないといけないのに。とは言っても、ボク、買い物嫌いなんです。というわけで、これはママのお仕事。

まずは、いつもいつも同じ靴ばかり履いているMahoからです。このままでは、その足があまりにも臭くなりそうで、コワイから…。

ママとお出かけしたMahoが、大喜びで持ち帰ってきたのは、『息する靴』でおなじみのGEOX。靴底に穴が開いているのに、水が入ってこない、っていうアレです。蒸れなくていいらしい。

でも、帰ってくるや否や、Rikiに取り上げられてしまいました。この靴が、いずれKeiの足を経て、ボロボロのお古になって自分に回ってくるの知っているのでしょうか。新品の味を、今のうちに楽しむかのように、自分の足の倍以上ある靴をはいて、ご機嫌に、家の中を歩き回っていました。

セールとはいっても、お値段ちょっと高めのGEOX。でも、3人に履かせると思えば、ね。
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by kotaro_koyama | 2006-02-06 23:37 | イタリア暮らし
流行りモノ
d0036978_2285877.jpg自動販売機というものがほとんど無いイタリアですが、"ガチャガチャ"は存在します。我が家の場合、子供たちの通学路にあって、おねだりを避けるのがとても難しい。

最近の流行は、『クマのプーさん』です。ウインクをしたり、眠ったり、笑ったり、の表情をしたプーさんが、色々な動物のぬいぐるみを被っているという代物。紐がついているので、携帯電話にもつけられます。日本で売ったら、女子高生の間で流行りそう。

Keiも、たくさんのプーさんを首にぶら下げて学校に通っています。そして、毎日のように、その数が増えていく。

「パピ、見て!このプーさんね、キアラがくれたの!」
「そう、よかったね…。でもKeiちゃん、まさか『頂戴!』って、ねだっているんじゃないでしょうね?」
「うぅん!何故だか知らないけれど、プレゼントしてくれるの!」

毎日のように?交換もせず、タダで?本当かなぁ?どうも怪しい。無理やり巻き上げているのでなければいいんだけど…。

くまのプーさん。1個、1ユーロ也。
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by kotaro_koyama | 2006-02-05 22:14 | イタリア暮らし
かわいい子には旅を
新聞Corriere della Seraに、こんな記事がありました。

d0036978_23343746.jpg「イタリア人の多くが、いつまでも親離れのできない甘えん坊のママっ子に育つのは、子供自身のせいではなく、むしろ親の方が居心地のよい巣を与えて、独立する為の翼を与えないからだ」

ある2人の経済学者の調査として紹介されていました。子供は、親の考え方の下で育つわけですから、何を改めて、という気がしないでもありませんが、イタリアに数多く存在するママっ子を考える上で、なかなか興味深い内容でした。

このレポートによると、イタリアでは、18~30歳までの若者の80%が親元で暮らしているとか。その数字は、英国の50%、アメリカの40%に比べると突出したものです。

子供の面倒を見ていれば、独立している場合よりも、親にとっては経済的な支援や負担が増えます。更には、その支援によって子供の独立心が育たないことを親は承知している。でもその代わりに、子供から受ける身の回りの世話に期待し、また、子供たちの暮らしぶりを監視できることに満足しているのだとか。長い眼で見れば、子供の為には、ある時期に一人立ちをさせることが本人の幸せにつながると締めくくっていました。

その結論は、当然のもの。でも、親にとって、子供は何歳になっても小さな子供。理由はさて置き、いつまでも手元に置いておきたいイタリア人のバカ親心も、分からないでもないのです。

キミたちには、空高く舞い上がれる翼を与えてあげたい、と願うけれど。
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by kotaro_koyama | 2006-02-04 00:45 | 子育て
Fa rima!
Keiの宿題。算数もありますが、そのほとんどは国語(イタリア語)です。ミミズのようだったアルファベットも、だいぶ上手になってきました。

d0036978_17333341.jpg観察していると、詩を覚えさせたり、書かせたりすることが多い。イタリア語の詩は、各行の終わりで韻をふむことでその形を整えますね。七五調のリズムを刻む日本の詩歌とは、だいぶ異なります。

"Fa rima!!!" (韻をふんでるね!)

最近の、Keiのお気に入りフレーズです。歌を聴いたり、本を読むたび、嬉しそうにその音の響きを楽しんでいます。

「古池や~」

の、日本のリズム。彼女の遺伝子の中には組み込まれているのかしら?
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by kotaro_koyama | 2006-02-02 17:51 | バイリンガル
オフクロの味
看板もない、メニューもない、バールに毛が生えただけの質素な店。我が家お気に入りのオステリアがあります。
おばあちゃんがたった一人で厨房をまかない、ご主人セルジョと奥さんのパトリツィアがサービスしてくれる、この小さな小さな食堂。お昼時に行くと、常連さんでいつも満席です。

d0036978_236187.jpg"Ooooh, Carissimo come staaaai!!!"

いつだって鼻歌交じりの、陽気なセルジョに出迎えられたら、まずは、Supplì(スップリ)にかぶりつきます。棒状のお米のコロッケです。塩漬け鱈が、これまた棒状に揚げられたBaccalà(バカラ)もありますよ。
Rikiも夢中です。

そんな前菜を楽しんでいると、すぐにプリモが運ばれてきます。今日は天気が良かったけれど、まだまだ寒い冬。そんな季節には、Pasta & Ceciや、Zuppa di Farroがお勧め。お腹の底から温まります。

パスタはもちろんおばあちゃんの手打ちだし、ニョッキのやわらかさも絶妙。もちろん、セコンドだって。兎や鶏のグリルの、この味の深さはどうだろう!サービスの手際良さも含め、いつ来ても期待を裏切りません。

いたって素朴な、でも新鮮で美味しいお皿の数々は、いつもボクの料理の目標になってきました。付け合せのお野菜にしても、ただ茹でたり、オーブンに入れたりしただけのはずなのに、どうしてこんなに味が濃いんだろう!

イタリアに親がいないボクにとっては、この店の味が、この国の、オフクロの味なんです。真似ようとしてもなかなか出せない、懐かしいあの味。

決してガイドブックには載らないだろう、こんな大衆食堂には、いつまでも頑張って欲しいものです。
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by kotaro_koyama | 2006-02-01 03:18 | イタリア暮らし


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