Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
カテゴリ:子育て( 109 )
野生児
とかく親は子供を自分の思い通りにしようとする訳で、それがうまくいかないとイライラする。勉強しかり、運動しかり、毎日の生活の、細々したことしかり・・・ 期待に沿えば上機嫌、そうでなければイライラ。もちろんボクもその例外ではなくて、でもちょうど、そう、Rikiのへなちょこサッカーに失望して苛ついていた時に読み始めた本のお陰で目が覚めた。

養老孟司氏が「手入れ文化と日本」の中で繰り返しこう言っている。「ああすればこうなる、というのが人工の世界。でも自然とはそういうものではない。それなのに現代社会はすべてを徹底的に人工化しようとする。ああすればこうなると考えている・・・ 子供は自然の一部、放っておけば野生児である。もちろん誰も自分の子供が野生児になることを望んではいない。では天才児教育でもすれば思うようになるかと言えばそういうものではない。ではどうするか?お父さん、お母さんが毎日毎日やかましく言う。親はやかましいものだがそれは子育てが手入れだからだ。日々手入れしていくと、どこかある適当なところでおさまる。それだけのことではないか・・・ 子供は人工物ではないからどう育つか分からない。分からないから育ててみる。分かっていたら面白くもなんともない・・・」

なるほどね。分かっていたら面白くない、か。どうなるか分からないから面白い、か。育てる側の親が面白くなければ育てられる子供だって面白くないに決まっている、か!

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by kotaro_koyama | 2011-11-16 03:42 | 子育て | Trackback | Comments(1)
面影
時折、赤ん坊の頃の・・・

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by kotaro_koyama | 2011-05-06 01:28 | 子育て | Trackback | Comments(0)
今日の一言
「ぼくね、空手か柔道習いたいの」
「へぇ、なんで?」
「だってKeiちゃんに勝ちたいんだもん!」

そうだねえ、お姉ちゃん強いもんね・・・

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by kotaro_koyama | 2011-04-28 04:17 | 子育て | Trackback | Comments(2)
第一章完結
三週間ぶりにMahoと話をした。

友達はできただろうか、学校の勉強についていけているだろうか、慣れない電車に迷子になってやしないだろうか、地震や放射能に脅えていないだろうか・・・ 一旦送り出してしまえばせいせいすると思っていたのに、送り出したら送り出したで色々と心配はつきなかった。

d0036978_20255684.jpgでも「便りがないのはよい便り」とはよく言ったもの。親の心配を他所に、東京での新生活を元気に楽しんでいるようだ。

もちろん学校の勉強にはだいぶ苦労している様子。現代国語すらよく分からないのに、古典なんてチンプンカンプンだし、科学の授業だって聞いた事のない単語だらけ。数学だって解き方は知っているのに問題の漢字が読めない・・・

そんな話を聞くと、もっと日本語の勉強させておくべきだったと後悔する。でもそれは後の祭り。親の責任は棚に上げ、最早本人の努力に期待するしかない。

幸い、持ち前の明るさで友達の輪を広げているらしい。あの能天気さ、天然ボケぶり、親はイライラするばかりだが、友達には受けるのだろう。机上の勉強だけじゃない、目に見えない経験をたくさん積んで欲しいと思う。

桜の木の下、携帯電話で撮影したらしい写真を送ってくれた。

十五年前、ヨチヨチ歩きの君を抱っこしてイタリアに渡ってきた時のことを思い出す。
君のつぶらな瞳が重圧となって、必死でイタリア語の勉強をしたなあ。赤ずきんちゃんをヘタクソなイタリア語で読んであげたっけ。狼がおばあさんを食べちゃう所で君のお腹に噛みつくとキャッキャと大喜びして・・・

僕の手を離れてしまった君のこと、このブログに書き記す機会はなくなってしまうのかもしれない。

子連れ放浪記、一つの幕が閉じる。
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by kotaro_koyama | 2011-04-25 20:45 | 子育て | Trackback | Comments(4)
届かぬ想い
d0036978_1529947.jpg「あ〜、もうKeiちゃんが帰ってきちゃう・・・」

厳しいお姉ちゃんから開放されてのびのびしていたRikiの休暇が終わり、Keiが演奏旅行から帰ってきた。

まだ興奮覚めやらない表情でバスから降りてきたのだけれど、なんとなくご機嫌が悪い。いつものKeiとは何かが違う。昨日の夜はあまり寝ていないというからその疲れのせいなのかな、と思っていた。

でもそうじゃなかった。夕食の後、突然涙ながらに話し始めた。ずっとずっと思い続けてきた男の子に告白したらしい。「私とつき合って」
そうしたらいきなり電話をガチャンと切られてしまった。そしてその後、「僕はもうつき合っている人がいる」というメールがきた・・・

Keiが好きな男の子のことで涙を流すなんて初めてのこと。そしてボクにとっても、恋に破れた子供に面と向かうのは初めての経験だ。色々な言葉を投げ掛けてみるけれど、なんとも遣る瀬ないこの気持ち。自分が失恋する方がまだましだ。

Rikiがやって来た。手で顔を覆い、身体を震わせて泣くKeiを見てびっくりする。事情を説明する。

弟は、困ったような顔をしながら、その小さな手で、そっとお姉ちゃんの頭を撫でるのだった。
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by kotaro_koyama | 2011-04-10 15:57 | 子育て | Trackback | Comments(4)
最後の最後まで。
15時16分、携帯にメッセージ。
"Papà ti prego riesci a chiamarmi sul cellulare ho combinato un casino"
(パパお願い電話頂戴、私大変なことしちゃったの)

d0036978_2327685.jpg東京へ向けて、ヘルシンキで乗り換えをしているはずのMahoからだ。何事かと電話をすれば、鞄を飛行機の中に忘れてきたと声を震わせている。こちらは怒りで身体が震え、いや、呆れて全身の力が抜けてしまった。鞄?あの大きな鞄をさ、どうしたら忘れる事ができるわけ? まったく理解できない・・・君という人を。

幸いにパスポートとお財布、滞在許可証は身につけていたらしい。じゃあ置いてきちゃったのは何?洋服と靴と日記帳と、あ、コンピューター。うーん・・・。空港係員に助けを求めたら、もう時間がないからとコンタクト先をくれたらしい。調べると忘れ物探索専門会社だった。

ホームページを見るとFAXを送信するか、次のフォームに必要情報を入力しろという。FAXも面倒だとクリックすれば、先に金を払えという。まずは4.5ユーロ。そして鞄が見つかった場合の郵送料金はまた別だと。あいつの服なんてどうでもいいけれど、コンピューターはなあ・・・ もう一度Mahoに電話をする。つながらない。鞄には名札もついてないし、もう駄目か。まあとりあえずは4.5ユーロだし、忘れ物の届出だけしておくか。クレジットカード番号を入力して支払う。えーっと必要情報は・・・ ん?携帯に着信だ。

"Papi grazie davvero mi hanno portato la valigia! Come facevo senza te!"
(パピ、本当にありがとう、鞄持ってきてくれたの。パパがいなかったらどうなっていたか!)

Vaff... 知るか!


追伸:お母さんへ。4.5ユーロに電話代5ユーロ、小遣いから差っ引いておいてください。
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by kotaro_koyama | 2011-04-05 00:06 | 子育て | Trackback | Comments(7)
見て見ぬふり
d0036978_2041096.jpgMahoは、一丁前に自分専用のコンピュータを与えられている。ボクの友人からプレゼントだった。一昔前のモデルとは言え、Macbook Pro、贅沢なものだ。

自分の部屋で好きなように使っていいけどね、学校の成績が芳しくなかったら取り上げるぞ、と脅していた。そして案の定芳しくなかったのだが、この娘は知らぬ存ぜぬ。自ら進んでその約束を守る気配など当然ないのである。学校から帰って来て、部屋の扉を閉める。後は何をしているのか知らない。
Facebookに下らないコメントを書き込んでいるのか、チャットでもしているのか、YouTubeで音楽を聞いているのか、意味なくネットサーフィンをしているのか、映画を見ているのか、宿題をウィキペディアから写しているのか・・・

もちろん伝統的な紙でできた本を読んでいるのかもしれないし、伝統的にペンとノートで宿題をしているのかもしれない。でも親というのは疑い深いものなのである。

パソコンではなく、インターネットが問題なのだ、もちろん。ボクの虫の居所が悪い時は、その電源を引き抜きたくなる。金槌でパソコンを叩き割りたくなる。でも思いとどまって、考える。なぜ苛つくかって、自分自身がネット中毒になりかかっているからじゃないか。それではいけないと知っているからじゃないか・・・

君にはね、もっと現実を生きて欲しいのだが。でもまあどっぷりと浸かってみるがいいさ。何時間も何時間も、自分自身で気がつくまで・・・
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by kotaro_koyama | 2011-02-16 19:58 | 子育て | Trackback | Comments(4)
花が咲き、穂が実りますように。
d0036978_1914464.jpg「『絶望的』っていう日本語、いいんだよねえ。その響きといい、意味といい。今の私にぴったりだ」

そうか、やっぱり絶望的なのか・・・ 分かるよ。何故って、もうすぐ君は日本へ行かなければいけないんだ。四月から日本の高校へ。漫画やドラマでしか見た事のない日本の学校へ。憧れや興味もあるだろう。でも不安や恐れの方が大きいに決まってる。第一、君の大好きなこのペルージャを後にしなければいけないんだ。一歳の時から暮らしてきたこの街。仲良しの友達とも離れ離れになる。それはどんなに辛いことだろう。

パパとママは、これが君の将来にとってきっといい結果を生むことになると信じている。やっぱり君には日本人の血が流れているのだから、一度は日本の学校、生活にどっぷりとつかって、その文化を身につけて欲しいと思っている。将来、どの国で暮らすことになっても、その経験はきっと生きることになるだろう。

とは言っても、苦笑いしながら「絶望的」なんて言う君の横顔を見ていると、果たしてそれが本当に正しい選択肢なのかどうか、迷い、悩む。子供時代に、国を変えるどころか転校すらも経験したことないボクには、その変化がどれだけの意味を持つものなのか、どれだけ辛いことなのか、想像することはできても実感はできないんだ。

良かれと思って勧める。半ば強制する。無理矢理やらせる。この日本行きは、「半ば強制」だ。
この道が、いい方向へ君を導くことを切に願う。
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by kotaro_koyama | 2011-02-10 19:39 | 子育て | Trackback | Comments(15)
7歳の誕生日に
「Riki、ほんとうに嬉しそうだったよね・・・見てるこっちまで、何て言うか・・・」
「幸せな気持ちになっちゃった?」
「うん・・・」

小さな子供たちと一緒になって遊んでいたようだったけれど、Keiは、弟の表情をちゃんと観察していたのでした。

「君の奥さんかい?」「あっ、いや・・・」「わたしってそんなに年寄りに見えるのかなあ・・・」「おばあさんに間違えられなくてよかったじゃない」「なにそれ。面白くない」

Mahoも手伝ってくれました。苦笑いしながら、お母さん代わりになって。

ママもいないし面倒だなあ、と思っていたけれど、やっぱりやって良かったと思う誕生日会。友達に囲まれて主役になる気分、子供にとっては何よりなのだろう。8月生まれを言い訳に今までやってあげたことなくてごめんね、Mahoちゃん。3月生まれだけれど、今まで一回しかやってあげなくてごめんね、Keiちゃん・・・

Rikiの笑顔を見ながら、ボクの心はなんだか申し訳ない気持ちで一杯になったのでした。

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by kotaro_koyama | 2010-12-12 19:38 | 子育て | Trackback | Comments(8)
今日の君
d0036978_5385619.jpg馬鹿な親はつい過剰な期待をしてしまう。本人は楽しくやっていると言うのに。

昨年からサッカーをやっている子に比べれば、始めて間もない息子が見劣りするのは当然だ。第一、この世代の子供は、身体の成長度合いに大きな差がある。ただでさえ日本人はイタリア人に比べて発育が遅い上に、Rikiは同世代の中でも一番遅い12月生まれ。体は小さいし、明らかに力も弱い。

まずは楽しむ気持ち、それが大事なんだ。そんなこと頭ではよく分かっていて、いつもそれを口にしているくせに、気がつくと他の子と見比べてしまっている。期待にそぐわない動きをするとイラついている・・・

別にサッカー選手になって欲しいわけでもないのに。星一徹の真似したって仕方がないのに。

まだ6歳だよ、お父さん!

でもね、なんだかちょっとイライラしてしまった午後なのでした。
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by kotaro_koyama | 2010-09-29 05:47 | 子育て | Trackback | Comments(6)


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