Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
10年
d0036978_23314851.jpg運転免許の更新に行った。イタリアにはACIという、日本のJAFのような機関があってそこで免許更新をしてくれるらしい。必要な書類は?と聞けば現在の免許証と更新料だけだという。必要な手続きは?と聞けば健康診断だけだという。その健康診断もACIの事務所で行ってくれるという。

金曜日の午後6時から健康診断があるというので、その時間に行ってみる。既に3人ほどの待ち人。どうやら医者がまだいないらしい。更新手数料32ユーロを支払って待つ。20分ほど遅れて悠々と現れたドクター。やれやれこれからどんなに待たされるのだろうと思っていると、1人5分ほどでサッサと検査が済んでいく。あっと言う間にボクの番。

それにしても威圧的なドクターだ。慇懃に挨拶をして白紙の検査表を渡すと、無言のままいきなり問診欄のいいえをザーッと縦線。それも1つ1つチェックするのではなくて、欄を無視して、縦に、一気に、たくさんのいいえをザーッ。どんどん問診表を書き込んでいく。黙って、面倒くさそうに。こちらも黙って見ている。

『その眼鏡の度数を覚えてるかい?だいたいでいいんだがね』
と、初めてのお言葉。うろ覚えのイタリアの近視度数を伝えると、それを書き込むドクター。

『じゃあ、眼鏡をしたまま右目を隠して』
目の前の壁に掛かっている視力表を棒で指して、1つ2つ。

『はい、左』

イタリアの視力表はアルファベットだ。F、U。エッフェ、ウー、2つだけ。終わると、また、ザーッ。達筆すぎて何を書いているのか全然わからない。わかるのは縦線だけ。どうやら裸眼は測らないらしい。そして、そう、すべての検査はこれでおしまい。最後の署名をしていると・・・

『じゃあ15ユーロほどお願いできるかい?』

15ユーロを現金で渡す。それが健康診断料ということらしい。ACIの窓口に支払った更新料と異なり、領収証は出されない。このお金はドクターのポケットマネーということか。『脱税と戦う政府』は何処に。15ユーロを無造作に机の端に積み上げるドクター、一緒について来たKeiに声を掛ける。

『お嬢ちゃんも視力検査するかい?』

威圧的でも子供にはやさしいところはなんともイタリア人だ。嬉々として眼の良さを披露するKei。

後日、新しい有効期限の書かれたシールが自宅に送られてくるらしい。それを免許証に貼り付ければよいとのこと。
次の更新は10年後。Keiは20歳、ボクは52歳。免許証の写真は永遠に32歳の時のままだ。
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by kotaro_koyama | 2009-04-28 00:02 | イタリア暮らし
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