過労

年度末が近づいたKeiの幼稚園。もうすぐ行われる学芸会の飾りつけに、折り紙を頼まれました。SUSHIに負けず劣らず、"ORIGAMI" も国際語。日本の文化として結構知られています。準備に追われる先生を助けるために、妻と僕とで折ることになりました。

毎晩、NHK国際放送を見るのが日課となっている我が家。テレビを見ながら折り紙開始です。昨夜の「クローズアップ現代」は、過労死のメカニズム解明の話でした。今まで主観的でしかなかった「疲れ」を客観的に判断しようとする研究など、なかなか興味深いものがありました。

月に100時間を越える残業をして、1年にたった2日しか休みを取れなかった人。実際には相当疲れているはずなのに、もはや疲労も何も感じず、ロボットのように会社へ行っていた・・・。

異常な話ではあるけれど、それを見ながら、シコシコ折り紙の夜なべをするボク。こんな父親でいいのかしら?そんな不安も感じるのでありました。「日本人らしく」もっと働くべきかしら・・・。 でもね、たくさん、たくさん折ったんだよ、Keiちゃん。 

「あ~疲れた~!」

皆さんは、疲労を感じていますか?
Commented by chiho at 2005-06-08 18:14 x
日本でも人生をゆったりと楽しむ環境は探せばあるのかもしれません。ただ、周りに流され忙しく毎日を過ごしている人の割合は高いのかも知れませんね。私が10年前に会社を辞めてイタリアに行こうと決心した理由は、「私の人生はこのままあっという間に過ぎてしまうのかしら?」と自問したからです。不便なことも、大変なこともあるけれど、現在は、ゆったりと時間が流れているような気がします。日本に居てもそういう人生の過ごし方は可能だと思いますがどうでしょうか?ともかく、パパと一緒に折った折り紙はKeiちゃんにとって良い思い出になったことでしょうね。
Commented by kotaro_koyama at 2005-06-08 23:35
chihoさん、ボクが日本を脱出したのも、ほぼ同じような理由からです。イタリアでは、少なくとも、子供たちのためには豊かな生活を送れていると思います。物質的なものだけではない豊かさですね。
仰るとおり、日本でも、場所次第、気持ちの持ち方次第で「豊かな人生」を送れると思います。でも、サラリーマンをして、右向け右のピラミッド社会に生きるとなかなかそれも難しいんですよね・・・。
Commented by くまさん at 2005-06-09 17:12 x
koyamaさん、こんにちは∈^0^∋
ぼくも、二年間終電で帰って、事業が完成した日に、メニエールで倒れまして、それから、自分を大事にと考えを切り換えましたね。それから、特にイタリアが好きになりました。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
Commented by kotaro_koyama at 2005-06-09 17:25
くまさん、いつもありがとうございます。
イタリアと日本の中間くらいの国が理想的だろうといつも思うんです。適度に機能して、適度にいい加減で。。。
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by kotaro_koyama | 2005-06-07 21:12 | イタリア暮らし | Comments(4)

主夫と生活、ゴルフのこと。


by kotaro