Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
PRIMA COMUNIONE
初夏。イタリアでは「プリマ・コムニオーネ」(初聖体拝受)の季節です。教会のミサで、パンの薄焼きのようなものを頂きますね。あれがキリストの肉体を象徴化した「聖体」です。この儀式は、1年ほどに渡って教理を勉強した10歳前後の子供たちが、初めてその聖体を受ける資格を得る日なのです。長女Mahoも、同級生たちのそんな儀式に招待される歳になりました。

d0036978_1853918.jpg国民の90%以上がカトリック信者のイタリア。小学校でも、もちろん宗教の授業があります。今日では、宗教の授業を受けない選択肢もありますが、そんな子供はまずいません。Mahoも、大きくカトリックの影響を受けています。家に帰ってきて、聖書の一節を説明してくれ、親が勉強させられることがしばしば。

こちらで暮らしていると、「あなたの宗教は?仏教?」と聞かれて困ってしまうことがよくあります。神教と仏教が入り混じった国に育ち、宗教教育を受けていない典型的な日本人の僕、その答えに戸惑います。仏教徒ってわけでもない、かと言って100%無神論者というわけでもない。結婚式はウェディングドレスだったし…。
その良し悪しは別として、日本における宗教教育の欠如を強く感じるのです。

COMUNIONEという単語には、財産や思想、感情の共有という意味もあります。辞書で引くと、その近くには、COMUNICARE(伝える)、COMUNICAZIONE(伝達・コミュニケーション)、COMUNITA’(共同体・地域社会)といった単語が見つけられます。どれもCOMUNE(共有)という単語が土台になっています。真にコミュニケーションを取るには、何かを共有していないといけないでしょう。
プリマ・コムニオーネは、イタリアに暮らす上で、この国のCOMUNITA’- 社会 - に仲間入りする一つの儀式なのではないかと思うのです。

「パピ、Prima comunioneを受けるって難しいの?Mahoにもやって欲しい?」
異人として暮らし、イタリア社会の真の一員ではない上に、宗教さえ中途半端な僕。娘にそんな素朴な質問をされると、ぐっと答えに詰まってしまうのでした。
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by kotaro_koyama | 2005-05-27 19:01 | 比較文化
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