un po' di tolleranza...

un po\' di tolleranza..._d0036978_23432844.jpg久しぶりに外食しました。

わが町からローマ方面に15Km程走ったところ、高速道路沿いにある一軒の食堂。気軽な雰囲気でそこそこのお味、我が家のお気に入りのトラットリアがあります。イタリアでは、こうした街道沿いのお店に大きなトラックが数台止まっていたら、安くて美味しい証拠。試してみる価値ありなんです。

今日も、店は屈強なオトコたちで賑わっていました。極太の腕をした男たちが、大盛りパスタに、分厚いステーキを黙々と平らげています。そして、その前には赤ワイン。最近ますます飲酒運転取り締まりの厳しい日本からは考えられませんが、どの運ちゃんも、たいていワイングラスを傾けています。

このお店には、時に、お巡りさん達も食事にやってきます。でも、そんな赤ら顔のお客達を見ても、まったく気にする様子なし。『休憩中』だから見て見ぬふり、というわけではなさそうです。それどころか、彼らも一杯引っ掛けている・・・。
食事のお供として適量なら、お水と同じ扱いのワインとはいえ、厳密に言えば、この警察官を筆頭に、皆酒気帯び運転です。イタリアにも飲酒の取り締まりはあるんです。理論的には交通違反です。

何かにつけ、規則にがんじがらめになる日本を想うと、こんなイタリア流のtolleranza - 寛容さが、人間的で、いいのです。いい加減、と言ってしまえばそれまでですけど。
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by kotaro_koyama | 2006-12-12 00:17 | 比較文化 | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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