自信

「ぼくって団体スポーツには向いてないからね・・・」

「え?でもリキって一人で遊ぶよりお友達と一緒の方が好きでしょ?」

「うーん、そうだけど・・・」

バスケットボールを続けているリキですが、もともと運動神経に優れている訳でもないし、いつもニコニコ、すぐに他人に譲ってしまうその優しい性格も手伝って、試合中はなかなか思うようにボールが回って来ません。

少し成長して、徐々に上手な子と自分との差、自分の実力に気付いて来たのかな。以前はそんな「差」になんかちっとも気付かず、気にせず、満面の笑顔でボールを追いかけ回していたのだけれど、オトナになってきたのかな。いい意味でも悪い意味でも。

「ぼくにはゴルフの方がいいかもね」

先日、とても上手なカルロおじさんにちょっとしたコツを教わって、いいボールが打てるようになったリキ。自分で自分が打った球の行方にビックリしていました。

帰宅してからも居間でゴルフクラブを振り回し、パターで遊ぶ。周囲に認められて、自分にちょっと自信が生まれるとどんなことでも楽しくなるし、きっと上達も早いのだろう。バスケットでもゴルフでも何でも、そんなきっかけが大事なんだろうな。

「カルロ、パパと逆のこと言ってたねえ」

ん?そうかもねえ。ま、いろんな教え方があるからさ・・・ 第一ね、君は既にパパを超えているんだよ!

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by kotaro_koyama | 2014-05-03 20:46 | イタリア暮らし | Comments(0)

主夫と生活、ゴルフのこと。


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