TSUGUMI
2013年 02月 03日
どうだった?と聞くと、
「良かったよ・・・ つぐみって私にちょっと似てるかも」
あはは、自分のことよく分かってるね!
つぐみは病弱で、周囲が甘やかすものだからわがままに育っていた。可憐な容貌なのにぶっきらぼうな言葉づかい。
「人のいちばんいやがることを絶妙のタイミングと的確な描写でずけずけ言う時の勝ち誇った様は、まるで悪魔のようだった」
"Godeva nel dire alle persone, senza mezzi termini, con dovizia di particolari e con un tempismo perfetto, quello che li faceva arrabbiare di più. Era proprio come una serpe."
偶然家にあった日本語版と、イタリア語版を読み比べたKei。
「ほんと上手に訳してあるようねえ!まあもちろん、「わたし」とか「おれ」とか、「です、だ」みたいな違いはイタリア語では表現できないけどさ・・・ ところでパパ、『わがまま』ってどういう意味?viziatoってこと?」
しばらくしてKeiが聞いて来た。自分がわがままに育ってしまったかどうか、ちょっと気にしている様子だった。
by kotaro_koyama
| 2013-02-03 23:38
| イタリア暮らし
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