無念
2012年 11月 03日
初めてのオリーブ摘み、次の日も頑張った。頑張ったのだけれど、一人だけの仕事は遅いし、文字通り「大変」だ。この日はKeiも一緒に来たのだが、手伝う気持ちはまるでゼロ。Rikiと一緒にスパイごっこか何かをして草むらを飛び回っている。僕は木の上に登って、一つ、また一つ。あの高い所にあるやつ、あぁあの一粒が・・・
午後五時。収穫できたオリーブの実は、初日の分と合わせてプラスチックの籠二箱だけ。これじゃあ目標の100kgには程遠い。木の枝のあちらこちらにはまだオリーブの実がちらほらとあるけれど、あれを全部穫ったとしてもせいぜい10kgほどだろう。もう駄目。もう力尽きた。
早速、近所にあるオリーブオイル工場に持ち込む。車のトランクを開けた途端、工場のおじさんが、冷たく一言。「これじゃあ君だけのオイルは絞れないな」もちろんそうは思っていたけれどさ。それは疲れた身体に鞭だよ、それは。
大きな秤の上に、籠を乗せる。Rikiが期待の眼差しで針を見つめる。「えーっと・・・ quaranta... due... えーっ、よんじゅうにきろ!?」100kg目指して頑張ろうね、って言っていたからまさかそんなに少ないとは思わなかったらしい。更に籠の重量を差し引いたら、正味はたったの39kgだと聞いて、Rikiはがっかりしている。その目を見たら、僕は更にがっかりだ。
「週末に他の人の分と合わせて絞るから、週明けに取りにおいで。どれくらい絞れるか分からないけれど、4〜5kgだろう」
帰り路、Rikiが言う。「パピ、でもまたオリーブの実を摘んで持って行ってもいいんでしょ?」うん、もちろんいいんだよ。でももうあまり残っていないよ。来年、全部の木が実をつけて、豊作になることを祈ろうね。そうしたら100kgどころか、400kgくらい穫れちゃうと思うよ。きっと。きっとね・・・
午後五時。収穫できたオリーブの実は、初日の分と合わせてプラスチックの籠二箱だけ。これじゃあ目標の100kgには程遠い。木の枝のあちらこちらにはまだオリーブの実がちらほらとあるけれど、あれを全部穫ったとしてもせいぜい10kgほどだろう。もう駄目。もう力尽きた。
早速、近所にあるオリーブオイル工場に持ち込む。車のトランクを開けた途端、工場のおじさんが、冷たく一言。「これじゃあ君だけのオイルは絞れないな」もちろんそうは思っていたけれどさ。それは疲れた身体に鞭だよ、それは。
大きな秤の上に、籠を乗せる。Rikiが期待の眼差しで針を見つめる。「えーっと・・・ quaranta... due... えーっ、よんじゅうにきろ!?」100kg目指して頑張ろうね、って言っていたからまさかそんなに少ないとは思わなかったらしい。更に籠の重量を差し引いたら、正味はたったの39kgだと聞いて、Rikiはがっかりしている。その目を見たら、僕は更にがっかりだ。
「週末に他の人の分と合わせて絞るから、週明けに取りにおいで。どれくらい絞れるか分からないけれど、4〜5kgだろう」
帰り路、Rikiが言う。「パピ、でもまたオリーブの実を摘んで持って行ってもいいんでしょ?」うん、もちろんいいんだよ。でももうあまり残っていないよ。来年、全部の木が実をつけて、豊作になることを祈ろうね。そうしたら100kgどころか、400kgくらい穫れちゃうと思うよ。きっと。きっとね・・・
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marinara
at 2012-11-03 19:32
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400kgが期待できそうな年は、手伝いに行かせて下さい~。
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kotaro_koyama at 2012-11-03 21:08
marinaraさん:是非!
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vicolos at 2012-11-03 22:54
↑kotaroさん、その時はわたしもムスコと手伝いに行きますよ~
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kotaro_koyama at 2012-11-04 02:14
vicolosさん:いやー、人手がどんどん集まるなあ。こりゃ豊作を祈願しなきゃ!
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更紗
at 2012-11-04 09:16
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来年の今頃は400キロ摂った!!って載せてください。
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kotaro_koyama at 2012-11-05 00:08
更紗さん:プレッシャーかかるなあ!
by kotaro_koyama
| 2012-11-03 18:04
| イタリア暮らし
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Comments(6)