Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
花が咲き、穂が実りますように。
d0036978_1914464.jpg「『絶望的』っていう日本語、いいんだよねえ。その響きといい、意味といい。今の私にぴったりだ」

そうか、やっぱり絶望的なのか・・・ 分かるよ。何故って、もうすぐ君は日本へ行かなければいけないんだ。四月から日本の高校へ。漫画やドラマでしか見た事のない日本の学校へ。憧れや興味もあるだろう。でも不安や恐れの方が大きいに決まってる。第一、君の大好きなこのペルージャを後にしなければいけないんだ。一歳の時から暮らしてきたこの街。仲良しの友達とも離れ離れになる。それはどんなに辛いことだろう。

パパとママは、これが君の将来にとってきっといい結果を生むことになると信じている。やっぱり君には日本人の血が流れているのだから、一度は日本の学校、生活にどっぷりとつかって、その文化を身につけて欲しいと思っている。将来、どの国で暮らすことになっても、その経験はきっと生きることになるだろう。

とは言っても、苦笑いしながら「絶望的」なんて言う君の横顔を見ていると、果たしてそれが本当に正しい選択肢なのかどうか、迷い、悩む。子供時代に、国を変えるどころか転校すらも経験したことないボクには、その変化がどれだけの意味を持つものなのか、どれだけ辛いことなのか、想像することはできても実感はできないんだ。

良かれと思って勧める。半ば強制する。無理矢理やらせる。この日本行きは、「半ば強制」だ。
この道が、いい方向へ君を導くことを切に願う。
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by kotaro_koyama | 2011-02-10 19:39 | 子育て | Trackback | Comments(15)
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Commented by 更紗 at 2011-02-11 00:33 x
かなりびっくりしました。
毎日24時間日本語だけの生活。しかも遊びだけじゃなくて勉強も。
「絶望的」って気持ち、わかります。

高校を出たら大学はイタリア?日本?他の国?
でも、今はこれからの3年間が永遠に終わらないように感じてますよね。
日本での学生生活も、あとで大切な思い出になるように祈ります。
Commented by M.N at 2011-02-11 14:51 x
Mahoちゃーん、私は同じアパルタメントにいた時、小さなあなたが、パパに手をひかれて、規則正しく幼稚園に行くのをみて、さぼっちゃおうかなあ?という寒い朝も、急いで後を追いかけるように学校に行きました。本当にありがとうございました。
日本の学校は、イタリアの学校とは正反対。でも、あなたなら、まっすぐに物事をとらえて、大変なことも乗り切ってくれると信じています。ただ、私はペルージャに行くとき、この街にMahoちゃんがいないんだと思うと、とてもとても寂しいと思います。
Commented by KOKO at 2011-02-11 20:04 x
いつの日かきっと「あの時、背中を押してくれてありがとう。」と心から感謝される日が来ると思います。
ペルージャと日本と友達が2倍に増えるんですもの、こんな素晴らしい経験が出来るご家族に育ったことへ乾杯です!
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-13 03:36
更紗さん:親の方は、何年か先を見越す、想像することができるけれど、15歳位の子供は目の前の、今の生活がすべてなんですよね。これから待ち受ける新しい生活を描けない気持ち、仕方ないです。日本に行ったら行ったで楽しいだろうし、きっといい思い出を作ってくれると思うんですけれどね・・・でも「絶対」なんて言えないし、僕にも一抹の不安はあるんですよ・・・
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-13 03:40
M.N.さん:そうかあ、そんな寒い日の朝があったんですね。懐かしいな、あのアパート。(大家は別の意味で懐かしい!)日本に行ったら、イタリアとは正反対の部分、良くも悪くもその文化を学んで欲しいのです。言葉以上に。
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-13 03:44
KOKOさん:コメントありがとう。娘が成長して、本当にそう思ってくれればいいのですが。そうなると信じているけれど・・・ まあ先の事をあれこれ心配しても仕方ありません。この新しい道を選んだ以上、まずはそう、門出に乾杯です。
Commented by vicolo at 2011-02-13 13:11 x
「絶望的」とは、切ないです。
どこで過ごすにしても自分を見失わないように。
まほさんには、何から何まで皆に合わせなくても良いことを忘れずに生活してほしいと思いました。
そうそう論語に「和して同せず」(仲良くしてても不本意なことは皆がやっても自分はしない)があります。
日本での高校生活をどうぞのびやかに過ごされますよう。
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-13 19:02
vicoloさん:素敵なアドバイスどうもありがとうございます。「和して同せず」イタリアで育ったせいか、彼女の性格なのか、麻穂にはそういう所があります。「皆一緒」が好きな日本へ行ってもその姿勢で暮らして欲しいと思います。
Commented by siempreatulado at 2011-02-13 19:44 x
私の友達も、まほちゃんと同じように生まれて8カ月でアメリカへ行き、中学卒業まで現地校で過ごした人がいました。漢字や日本の学校文化が分からず最初は大変そうでしたが、同じように帰国生をたくさん受け入れている高校だったので、純ジャパにとってもお互い刺激的な高校生活でした。その子は早稲田の国際教養に行って日本の企業で働いています。「海外の生活を知っているからこそ外資ではなく日本企業で働き貢献したいと思った」と言っていました。今でも日本文化に「?」と思うところがあっても、住んでみて日本が大好きになったそうです。きっと学校によっても受け入れ方が違うと思いますが、まほちゃんなら大丈夫だと思います^^私も4月から全然違う環境に飛び込み不安ですが、5月には笑ってるだろうと思ってがんばります。
まほちゃんを見守っています(*^_^*)
Commented by milletti_naoko at 2011-02-14 07:59
こんにちは。

「絶望的」という言葉は、日本語で、それともイタリア語で言われたのでしょうか。もし日本語が分かっても、やはり日本とイタリアでは学校での教え方や指導の仕方がかなり違うので、最初はかなり大変で、とまどうことも多かろうと思います。ただ、二つの国を母国に持つ子供たちが、どちらの国の文化もきちんと身につけることはすばらしいことだと思います。精神的に大変なことも多いだろうと思いますので、どうかご両親でしっかり支えてあげてください。

ブログへの訪問・コメントをありがとうございました。同じ町に住んでいるようでもありますので、またよろしくお願いします。
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-14 20:50
siempreatuladoさん:コメントどうもありがとう。「5月には笑っているだろう」siempreatuladoさんと共に、麻穂も笑顔になることを祈っています。不定期更新のブログですがまた遊びに来てくださいね!
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-14 20:57
milletti_naokoさん:コメントどうもありがとうございます。「絶望的」は、日本語での話です。日本語の、その音の響きと意味がいいのだとか。日本行きは、やはり何よりも仲良しの友達と別れなければならないのが辛いのだと思います。でも本当の友達とはいつまでも関係を保てるだろうし、日本でまた新たな交友をして欲しいと思っています。世界が広がる訳だから素敵なことだと思うのだけれど、本人にはなかなかそれを実感できないようで・・・
Commented by mayumi-roma at 2011-02-15 22:25
ブログへのご訪問&コメントありがとうございました。
ご存知のように、私の息子もイタリア生まれのイタリア育ち。
しかもハーフですが、本人の希望で帰国子女枠受験にて、4月から日本の大学生です。
日本とイタリア、両方をよく知る私どもには、どちらがいいとは言えない部分がありますが(私はイタリアの学校でも役員をやり深く関わっていましたので)、イタリアの高校の教育も日本とはタイプが違いますが、かなりの詰め込み主義で疑問が多かったです。
学校生活の楽しさは断然日本だと思いますよ~

Commented by mayumi-roma at 2011-02-15 22:25
続きです。
あと、イタリアの高校や大学での先生や親の話、まわりの状況を見ていますと、その子の持つ能力を正当に見てくれるのは日本の社会だと思います。
今の日本は個性派の時代なので、人と違っていることを怖れる事はないと思います。
実際に、息子は、イタリアの友人と日本の友人を比較した場合、他人の目を気にせずわが道を行く式の子が多いのは日本だと言っています。
イタリアは、何かが流行ると、それに乗らない子は白い目で見られるところがあります(一昔前の日本)。
意外に保守的な国なんです。
だけど、自分の意見をしっかり言えないのは日本の子。

2つの国を祖国として持つ事はとても幸せなことで、豊かな人間に育ってくれることは間違いありません。
大丈夫ですよ!
頑張ってください~~
Commented by kotaro_koyama at 2011-02-15 23:45
mayumi-romaさん:ご助言どうもありがとうございます。御子息の場合には、「ご自分で希望して」日本へ、我が娘は「仕方なく」、という大きな大きな違いがありますが、きっといい選択をしたと思ってくれる日が来ると信じて送り出します。もう一つの祖国へ。
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