Maho20歳、Kei17歳、Riki12歳。イタリアで、一部ニッポンで、スクスク成長中。
by kotaro
somewhere - ここではない何処かへ -
考えてみればMahoと二人だけで暮らすのは初めてのことだった。Keiとは二人でサルデニア島への旅をしたことがある。Rikiとは・・・そうか、Rikiとも「二人だけ」というのはないか。でも奴はまだ小さいし、男だ。年頃になった娘と二人だけになる、というのとはちょっと訳が違う。

暮らす、と言ってもたった二週間ばかりのことだったし、普段ボクは家にいることが多い訳で、世間の人が思うほど「父と娘二人だけ」という新鮮味や驚きはない。とは言っても、15歳の娘と父親が二人だけで毎日を過ごす経験はボクたちにとってやっぱりそれなりの意味があって、それはいつの日かきっと、いいことだったと思い出せることなんだ。

今夜、チビ達が帰ってくる。その前に、二人だけの時間の締めくくりに、映画を見に行った。まあ、デートだ。選んだのは、ソフィア・コッポラ監督の「SOMEWHERE」。Mahoを映画に誘ったら、「なに見に行くの?カラテキッド?」なんて言われてちょっと言葉を失った。いや、せっかく二人きりなんだからさ、もう少し大人っぽい映画にしようよ・・・ほら、この映画。「ハリウッドの俳優が前妻との間にできた11歳の娘と過ごしながら自分を見つめ直す・・・」って、なんだか父娘二人の僕たちにいいんじゃない?

「Lost in Translation」がとても良くて、ソフィア監督には好印象を持っている。第一、お父さんの「The Godfather」はボクにとって永遠の映画だ。「地獄の黙示録」にはまって、ソフィアのお母さんであるエレオノラの本やドキュメンタリーDVDも買った。コッポラ一族には結構お金を費やしているのである。

期待いっぱいで見たせいか、期待していた程の作品ではなかった。とは言え、Long take(長回し)が印象的で、主人公の空っぽな気持ちをうまく表現していた、と思う。小さい時から有名人の中で、有名人として育ったソフィアの経験がリアルに生かされているのだろう。後からジワジワとその良さが分かるタイプの作品かな。あなたがお父さんで、子供がいて、心の中に空虚を抱えているのなら、より心に響く映画になるかもしれない。たとえ有名人でなかったとしても。

ヴェネツィア国際映画祭に出品されているこの映画。日本での公開は、残念ながらだいぶ先のようだ。



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by kotaro_koyama | 2010-09-05 18:10 | イタリア暮らし | Trackback | Comments(0)
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