![]() 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 新型インフルエンザニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモニコニコワラッテヰル サウイフモノニ ワタシハナリタイ バスケット皆勤賞デス ti voglio tanto bene e spero di essere in classe con te saluti lucry『リキへ。あなたのこと大好きよ。一緒のクラスになれるといいな。ルクリ』 これは恐らく、Rikiが生まれて初めて貰ったラブレターだ。お相手は幼稚園時代の、マリア・ルクレツィア。今も同じ小学校に通うけれど、クラスが別々になってしまった彼女。もうすっかり疎遠になってしまったかと思っていたらこんな手紙を送ってきてくれたんだ。嬉しいねぇ、Riki? 親の方が感激してしまい、記念に写真を撮って残しておこうなどと無理矢理ポーズを取らせてみたりするけれど、本人はいたって呑気なもの。もちろん嬉しいけれど、だからといってボクたちの期待する感覚で盛り上がるわけでもない。多分、手紙を送った相手だってそんな重い気持ちはもちろんないんだ・・・ そんなことを考えていたら、素直な子供たちが羨ましくなった。 それにしても"ti voglio bene"っていう感覚を日本語にするのがなかなか難しい。無理矢理訳せばやっぱり「好き」か。でもこの言葉って"I LIKE YOU"でもあるし"I LOVE YOU"でもある。そして相手のことを大切に思っているという気持ちの表現でもある。 家族や友人同士でよく使うこの愛情表現。日本人の心の中にだってもちろん同じ感情がある。でもその気持ちにピッタリとはまる日本語が見つからず、いつも歯痒い思いをするのだ。
数日ぶりに帰宅したボクを待ち構えていたのは笑顔のスーパーマン。
Nokia E52にてVIDEO撮影した後は、お決まりのお相撲、ボクシング、肩車、絵本朗読・・・ 追伸:今日ポストに入っていたチラシを見たら、購入したばかりのノキア同機種が269ユーロで売り出されていた。30ユーロも安いじゃない・・・! 普段家に居るお父さんがたまに留守をすると子供たちは実にうるさい。出かける前は、『どこへ行くの』 『いつ帰って来るの』 『何しに行くの』 出先から電話をすれば三人口を揃えて、『パピィお土産買ったぁ? たくさん買ってきてねぇ』こんな仕事でなんで一々土産を買わなきゃいけないの、甘やかしてはいけないと思いつつも街を歩けばつい『あぁこれはMahoに似合いそう、でもこれを買ったらKeiがひがむだろうな、それにしてもRikiが喜びそうなものがない』などと考えてしまうのが親心。 ボローニャには子供向けの素敵な本屋さんがあって、この街に来ると必ず立ち寄る。今日も素敵な本がたくさん並んでいた。まずはそれぞれに一冊ずつ購入する。あぁでもきっと本だけでは不満が残るのだろうな、やっぱりいわゆるオモチャ的なモノが必要なのだろうとまた街をウロウロしてしまうのがボクの甘いところ。 大量消費文化の歯車にはまるのが悔しく青空市を巡ってみる。お、これはなかなかいいじゃない、ハンドメイドのアクセサリー。娘たちには無難なところだ。真鍮をベースに銅のメッキが施され、デコボコに叩いてある。Mahoには髪留め、Keiにはにネックレスにする。さてと残るは小僧だけか・・・これだ、見つけた。スパイダーマン絵柄の水筒、赤地に白十字で安心感たっぷりのスイス製也。 一方ボク自身へのささやかな土産は、仕事先で頂いたこのオリーブオイル。この秋一番、収穫圧搾したばかりのこの色と香りが何よりのご褒美だ。軽く焼いたブルスケッタで味えば、いよいよ冬がやってくる。
Nokia E52、昼間のビデオ性能。画質は想像していたよりもかなり良いけれど、コマ送りのように途切れ途切れになってしまうのは現在のケータイの限界か。
Nokia E52の試し撮り、今日はボローニャの街角にて。この小さなレンズ、3.2メガピクセルのカメラ機能というのがいったいどれ程の質を表すのかよく分からず、明るい所、暗い所で1人パシャパシャ遊んでいる。
ペルージャから来ると大都会にさえ感じるこの街。到着してまず感じるのはその騒音だ。PORTICOと呼ばれるアーケードで反響するのだろう、行き交う車やバイクの音が耳に刺さる。でもそのアーケードの御陰で、雨の日でも散歩や買い物を楽しむことができるのがボローニャ旧市街の魅力だ。たくさんのお店。衣料品だけでなく、八百屋、肉屋、魚屋、パン屋、手打ちパスタ屋、総菜屋、ちいさなお店が健在だ。行き交う人々はよりお洒落で金回りが良いように見える。経済危機は何処に。 PCに落としたこの写真、情報を見ると1.4メガと表示されていた。その大きさだけを見れば、普段使っている一眼レフCanon Eos KissでRAW撮影、JPEG変換したものの1/3程だ。 ![]() 何を今頃、なのだが、生まれて初めてカメラ付の携帯電話を購入した。Nokia E52、税込み299ユーロ也。Wifi機能に惹かれて買ったのに、おっメール設定はこうなのか、おっなんだこの地図機能は、と説明書も読まずにカチカチいじっていたらこのピカピカと光る玩具はいつの間にか電話会社につながっていて、20ユーロあった残高が意味もなく消えていた。 あわてて契約内容を見直すも、やはり1ユーロ、また1ユーロと消えていくクレジット・・・ どうも騙されているような気がしてならないイタリアVodafoneのプロモーション料金なのである。 ネットサーフィンはちょっと我慢して、まずはカメラ機能で遊ぶことにするか。えっと被写体は・・・ いたいた。 『Riki、こっち向いてー!』 カシャ! ふうん、この音いいねぇ。 ふうん、結構綺麗に写るじゃない。 ふうん、携帯で撮るのもなかなか楽しいねぇ。 さてと、次はなんとか日本語フォントを読めるようにしたいなあ・・・ このようにして暮れていく僕の一日。いけない、いけない、キミのようにもっと精一杯に生きなきゃ! 『ママ、吐いちゃったの・・・』耳のすぐ近くで君の情けない声。あれは夜中の何時か。 夢うつつで聞く、 服を脱がせる音 シャワーの音 身体を拭く音 シーツを取り替える音 そしてふたたび君の寝息 少し苦しそうな寝息。 一日学校をお休みして、 ママに甘える パパに甘える Keiが優しい Mahoが優しい。 ボクたちの小さな王子さま 元気な笑顔でまた、帰っておいで。 Keiの後を追いかけて始めたバスケットボール。ずーっとやってみたかったんだよね! お姉ちゃんからのお下がりを着て ボールがリングに届かなくても ドリブルがうまくできなくても 『たのしい!』 体を動かすことの喜び。 そう、それがスポーツの真髄だ。 上手な人も、そうでない人も。 勝ち負けは二の次。 その気持ち、いつまでも。 ![]() 『ねぇパピィ、ここ札幌じゃないよね・・・ どうして日本語のこと出てくるんだろ。ここペルージャで』 衛星チャンネルでNHK国際放送の天気予報を聞いたRikiの素朴な疑問。確かにイタリアにいるのに日本のニュースが見れるなんて不思議だねぇ。イタリアにいるのに日本の天気予報なんか見てるお父さんも変だよねぇ。そのつぶやき、twitterに載せてあげようか? ![]() ペルージャでは、恒例のチョコレート祭りが始まりました。それに歩調を合わせるかのように寒波も到来。秋を飛び越して一気に冬に突入してしまった感のあるイタリアです。でも空は青く澄み切って気持ちがいい。じゃあ込み合うチェントロを抜け出してどこかへ小旅行にでも行こうか・・・あれっRiki、なにこれ?! いつの間にヴェネツィアへ行ったの・・・? あぁなあんだ、夏休みにママと行った東京ディズニーシーの思い出かあ。しかしよくできているねぇ! 本物のヴェネツィアよりもVENEZIAだ。じゃあヴェネツィアはやめよう。じゃあどこに行く? え? おうちが一番?
『有機飼育された鶏肉ってある?』
その言葉に、行きつけの肉屋の親父が嬉しそうに笑った。奥から大事そうに出して来た一羽は、細身でしっかり締まった身体、長い足、鋭い爪。もちろん首も頭もついている。青空の下で走り回って育ったのだろう、見るからに健康そうだ。ふと横を見るといつもの鶏肉が並んでいた。見た目がまるで違う。でっぷりとしたその肉は、急いで太らされたからに違いない。太陽の光も浴びず、狭い養鶏所にすし詰めにされて1ヶ月強で出荷されるブロイラー。その劣悪な飼育環境もさることながら、飼料の質、抗生物質の投与も大きな問題だという。 幾らするのか値段も聞かず、早速一羽丸ごと購入した。大きく切り分ける。お気に入りの浅い鍋を取り出す。TERRACOTTAの鍋だ。肉屋お手製のラードと多めのニンニク、庭で摘んだローズマリーも欠かせない。オーブンは170度。蓋をして約1時間、時々肉汁をかけながら丁寧に。肉が十分柔らかくなったところで蓋を取る。少し温度を上げてあと30分。今度はファンも回す。仕上げにしっかり焼き色をつけるためだ。うん、思い通り。白い皿に盛りつける。付け合わせはじゃがいもにしよう。 今日のテーブルには、Keiの愛するジョヴァンニも座っている。口に入れて感じる明らかな違い、しっかりした皮と固い軟骨、しまった肉。子供たちにこの違いが分かるだろうか。あこがれの彼の隣でうっとりしているKeiには無理かもしれない・・・ そんなことを考えながら僕は骨をしゃぶる。失われた命に感謝する。 理想は高いが、どうもベジタリアンには成り切れそうもない我が家の食卓。なるべく食べる肉の量を減らそうとしてはいるけれど、つい・・・。豆、穀物、野菜を中心に、そして時々食べるのならこういう肉が正しいのだと考える午後の一時だった。 ![]() コップが割れた無邪気な君の手が 今朝コップを割った たかがコップ 怒らない、怒らない たいしたことじゃない 君のせいじゃない 形あるもの いつかは消える コップを割って叱られた 僕の思い出 今でも残る 嫌な思い出 だから僕は怒らない 一生懸命、怒らない 笑顔でごめんという君 怒らなくてよかったと思う僕 『Riki、今日は学校で何やったの?』『きのうやったことのつ・づ・き!』 『昨日やったことってなんだっけ?』 『きのういったじゃなぁい! BINOMI だよぉ!』 『そっか』 『えっとね、formo dieci はね、uno più nove、due più otto、tre più setteって・・・』 『2つの数を足し算して10を作るんだね』 『そっ。Poi quattro più sei, cinque più sei...』 『え? cinqueにはcinqueでしょ! 5と6を足したら11になっちゃうよ!』 『うひゃひゃひゃぁ~!!!』 この会話を横で聞いていたMahoが眼を丸くする。 『えぇ! Riki、Binomiなんてやってるの!? それって私が中学でやったことだよ!!』 そんなに差があるかねぇ。お父さんは思わず算数の教科書で確かめちゃいましたよ。"BINOMIO"はね、二項式。項が二つある式だから、例えばa+bだ。2ab+cもそうだ。「項」、「a」、「b」などと数学的に突き詰めていくと、確かに中学生レベル以上の話になっちゃう。もちろんRikiがやっていることに深い意味はないんだ。ただ二つの数字の足し算も確かに立派なBINOMI、二項式だけれどね。まあMahoちゃん、ご安心くださいな。Rikiにはまだ追いつかれてないみたいだからさ。今のところはね。でも油断していると・・・!
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